八ヶ岳縦走ぉ~っ(硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳)、続々々編です。
ルート:
2日目:赤岳展望山荘 → 赤岳(2,899 m) → 阿弥陀岳(2,805 m) → 不動清水
→(地図にない道に入り込み)美濃戸山荘 → 八ヶ岳山荘
さて、2日目です。
山小屋の朝は早いです。
というか、この日は込み合っているのか、夜中も常にざわざわしている感じで、4時には起きてしまいました。窓の外を見ると「薄ら明るい」。
「わぉ、日の出が見れるかも」といそいそと外に出て、山荘の裏に出ると、
雲海がどわ~っと広がっています。
太陽も「もう少しで頭が出てきますよ」、と言うタイミングです。
それでもって、ココでの発見は「富士山~っ!」。雲海のなかからどこから見ても分かるあの形がのぞいています。
「朝焼けの富士山だぁ」、と写真を撮ろうと思ったのですが、太陽が出ていないので照度が足りず、真っ暗になってしまいます。
もぉぉぉ。
そのまま日が出てくるのを待っていようと思ったのですが、日が出ていないので寒いし、風が強いし、ということで一時部屋に撤退です。
予定では6:00頃赤岳に向けて出発しようと思っていたのですが、思った以上に空が明るくなるのが早いです。部屋でぐずぐずしている間にどんどん明るくなってきて、
正面の赤岳が「早く上ってこーーーい」と呼んでいる気がして、昨日の夜におなかが空いては困ると買い込んでおいたお稲荷さん3つを食べて、5時、出発です。
ややキツ目の斜面で、ずぅっとザレ道です。
最近、足の裏全体で歩く(なんというか、蹴らない歩き方ですかね)、というのが分かってきて、ズリズリ滑ることもなく、快調です。
太陽もどんどん高くなってきて、「焼け」がなくなって「朝」の景色です。
後にも先にも人がなく、ときどき左手に富士山を眺めながら、ゆっくりと味わって登る感じで、40分ほどで頂上です。
昨日縦走したヤマヤマがみえます。雲海の遥か彼方に北アルプスのヤマヤマも(槍がみえたので、これは間違いないはずです)。
赤岳山頂にはすでに活動を開始している赤岳頂上小屋に泊まった人たち数パーティいます。
それに、阿弥陀岳にすでに向かっているパーティも沢山。
自分も含めみんな早起きです。
7:10 阿弥陀岳
さて、最後の阿弥陀岳です。
実は、この阿弥陀岳、個人的にあまり意識に入っていなかったポイントです。
帰りのルートにあるちょっとした山という認識。
ですが、今回の縦走で名前に「岳」とついた山の中でイチバン疲れました。
勾配が物凄くキツイとか、危ないというわけではないのですが、鎖が設置してあるところがボチボチある「それなりに急」で手も動員する「よいしょっ、よいしょっ」と登る登りが40分?位続くのです。
しかも、前後にヒトがいるので変なところで休めないし、前の人に追いつかないように登っていても、「若人(に見えるらしいです)」が後ろにいることが分かると皆さん、「お先にどうぞ」と道を譲ってくれて、ますます休めず、、、。
途中で明確なルート指示がなく、道なりに行けと言うことなんでしょうが、それが判らず、イケそうなところを進みつつ、後ろの人に「これ、ルート合ってますか?」と聞くと、こちらも同じ歳くらいの若人?たちが「僕らはついていっているだけです」と頼もしい返答。
「まぁ、頂上に近づいているし、合ってるんだろうな」ということでそのまま進みます。
登ること自体は楽しいのですが、如何せん、瞬発力を使って登ってしまうので、激しく消耗してしまいます。
ずっと休みなく、しかもスポーツマン的な若人のグループの前を進んでいると、高速道路で煽られているような気分になり、漸くもう少しで頂上、、、というところでしたが、休むにうってつけの場所を見つけて、休憩です。
通り過ぎていく「お先デース」と言う彼らを見るとなぜかみんな手ぶら。
阿弥陀岳の登り口を見るとそこに荷物を置いているのが見えます。そこから行者小屋に向かうルートがあるので、そのルートで帰る前に、阿弥陀岳による、という行程のようです。
「荷物を背負ってると2倍は疲れるでしょう?」と僕のザックを見て声をかけてくれます。
「いくらなんでも2倍ってことはないですが、気分的には1.5倍は疲れてきました」と答えたり。
そんなこんなで阿弥陀岳頂上です。
赤岳、横岳、硫黄岳が見えます。権現岳方面も、北アルプスも富士山も全部見えます。
阿弥陀岳頂上にある指示板に「南稜(一般ルートではありません)」というのがありました(写真に写りこんでいる人は全く関係ありません)。どんなルートかな、と思ってみてみたのですが、どこがルートなのか分かりませんでした。さすが、「一般ルートではありません」です。そんなに真剣に見ていなかった、というのもありますが、実際のところ、自分が行くべき「御尾根尾根」のルートの道もチョット分かりにくいところからでした。恐るべし、阿弥陀岳。
ココで、先ほどの若人スポーツマングループと少し話をしてから、出発です。
このまま何事もなく終わるかと思ったのですが・・・。
⑤へ続く。




