プジョーのすごく珍しいミル
今日のミルは、はっきり言ってスゴイ。
プジョーの中でも珍品中の珍品と申せましょう。
モデル名「リック」(またはレ・リック)と呼ばれ
現存するものが非常に少ないのです。
逆三角形の木製ボディーに両開きのフタ。
1930年代に製造されましたが、いやいや今見ても
近代的なフォルムです。
このリックは、ほとんどの部分に木を使い、多くのパーツを組み
あわせて作っているせいか、傷みが激しいです。
存在するだけでも珍しいのに、「動くリック」となると、
これはもうほとんどシーラカンス状態。
よくめぐり会えたもんだ。
そして、ミルの歯は、今でも現役です。
いったいプジョーってどれくらいミル作ったの?
と思うくらいいろんなモデルがあります。
いかにコーヒーを挽く作業が日常のなかで大事だったかを
物語っていますね。
さて、4回に渡ったプジョーのシリーズも一旦終わりまして、
次はドイツ編となります。
お楽しみに。