次の日も、トランクは届かなかった。(やっぱり)
朝は早起きして、ホテルから少し離れたオープンカフェで朝食。バケットを注文すると、3種類のパンが薄く切られて出てきて、飲み物とセットになっている(やっぱり私はカプチーノだわ)。テーブルの上には10種類ほどの、ジャムや蜂蜜、クリームが用意されていて、お好みでパンにつけて食べてよし、なのだ。(パン、ジャム、クリーム、すべてお店の手作り、素敵!)
おいしいものを、朝からゆっくり食べる、この喜び。お店の方もとても愛嬌のあるやさしい人達だった(兄弟でやっている)。出際にチョコクリームを早速購入。
腹ごしらえをしたら、パリ最大の蚤の市、クリニャンクールへ。ヴァンヴのこじんまりした蚤の市と迷ったが、初めて行くし、まずはクリニャンクールかな、と。パリの地下鉄は非常に分かりやすい。(日本の地下鉄よりも遙かに分かりやすい)セーヌ川から渦を巻くように、1区から20区まであり、主な鉄道は地下鉄のみ。その周りを高速道路が囲んでいて、そこを越えると郊外になる。料金も区内統一だし、1区を中心に、放射線状に伸びている。駅名さえ間違えなければ、乗り換えも簡単。
クリニャンクールの蚤の市(マルシェ)は、予想外に大規模だった!
ガレージが横並びになっていて、ずっとずっと遠くまで続いている。そこには、家具から骨董品やらが、ごろごろと雑多に置かれている。ビーズのみの量り売りの店、キーホルダーが壁4面全面に何百個もにズラッと飾られている店、フックや取っ手のみ売ってる金物屋、高級家具のアンティークショップ、古着屋、文具店、アクセサリーショップ、どれを見ていても飽きない。こういう店から、お気に入りの一点一点を見つけ出す。吟味して選び抜いていると、あっという間に時間は過ぎた。
ホテルに一回戻り、同行した先生に、トレンドのサンプル本(生地、カラー、デザインなど総合的に)を作っているデザイン事務所に連れて行ってもらう。アパレル界や繊維業界で、教科書のように使われているイメージブックは、言ってみれば2年先の流行を読んで作られる。流行が、全く同じようにその本を辿るとは限らないが、たいていは沿っているという。年齢は40代くらいの、バリバリのキャリアウーマンが、熱く語ってくれた。事務所は開けた空気で、1階はロビーや商談室、生地サンプルの倉庫で、2階はパソコンが並んだデザイン事務所だ。大きな窓からは、光が燦々と入って、仕事をする環境としてはなかなか良い所だった。生き生きと働く人たちは、かっこいい。
そして、ルーブルの一画にあり、階ごとに分けられている総合美術館、Musee de IUCAD へ。1階はミュージアムショップ、2階はモードと織物美術館、3階は広告博物館、4階は装飾芸術美術館となっている。建物自体がとても古くて、それだけでもいい感じをかもし出している上に、各階の雰囲気が、全く違っていて、おもしろかった。日本語で書くと、ものすごく古いものが置かれているようなイメージだけど、モードと織物美術館には、昔のものから2006年度のパリコレで発表された最新の服や過去10年間のショーの映像など、贅沢に展示されていたし、3階の広告博物館は、入った途端、乱雑に組まれた鉄パイプの骨組みがむき出しになっていて、無機質な空間に何百ものポスターが展示されているし、でっかいソファーが何個も置かれていて、JAZZが流れていて、ゆっくりくつろげるようになっていた。贅沢なカフェスペースのようだった。古代から現代までのアクセサリーなども、ハイセンスな展示方法だった。モードの最先端って感じだった。感激。
美術館を満喫した後は、同行したU氏と、フランクに食べれるディナーへ。2人でワインボトル1本あける。ホテルに戻ってもう一本。飲み過ぎた!その後は数人でセーヌ河ナイトクルージングに出かける。シテ島からエッフェル塔経由で1時間のクルージング。もう気分は最高、Fell so good!
最終日は現代美術巡りと買い物。前の日にキャリアウーマンに教えてもらったギャラリー密集地帯や、ポンピドゥーやパレ・ド・トーキョー、ジュ・ド・ポーム国立ギャラリーなどを廻る。しかし、いくつかの美術館、ギャラリーは、次の週から展示会期開始で、改装中、搬入中などで、あんまり作品拝見できず。残念だった。でもまあ、作家さんが搬入をしている光景が見れたことは良かった。ポンピドゥー芸術センターでみた、ある映像作家の作品が、本当に良かって、久しぶりに作品を見て泣いた。
こんな感じで、パリの幕は閉じる。
やっぱりフランスはいい。
ミーハーにも、百貨店にデカデカと掲示されていたジダン選手のポスターの写真、撮りまくりました。
パリにはまた来て、今度はもっと好きなだけお買い物したいな。