今週に入ってから、近所の園芸団地で、アルバイトをしている。

これが、おもしろいんだけれど、手先を器用に使わなければ出来ない仕事で、なかなか難しい。


農家のおばちゃんに、猛特訓させられている、見習いの身。

でも、一応、クーラーの効いた部屋で、FMラジオを聞きながらの、農作業型デスクワークである。


個人に与えられた道具一式を紹介しよう。

なすびの苗2種、蛍光灯、アルコール液、枝きりはさみ、カミソリ、接ぎ木用クリップ、苗木のゴミを入れるカゴ、テーピング材 などなど。


蛍光灯をつけて、アルコール液で除菌を行ってから・・・

まず、一式150個くらいの、小さななすびの苗が詰まった、プランターから、1個1個、苗を取り出し、葉や根の健康状態を確認して、根本から2.5~3cmのところで、約30度の鋭角に、茎の部分を切断する。(言っときますけど、茎の太さ、直径2mm)

そして、別の品種のなすびの苗を、(こっちは葉っぱ部分を使用)、同じく約30度の鋭角に切り、先ほどの苗の30度に切った部分に、結合させる。それを、うしろから、クリップでとめる。(直径2mmの茎を、よ)

ピタッと角度が合わないと、接ぎ木が完成しない。葉っぱを持ち上げて、クリップがちゃんととまってるか、確認して、1個の苗の接ぎ木作業が終了する。

150個一式終わったら、気温と湿度を調整できる保管庫にいれて、また次のプランターが用意され・・・

これを、与えられた時間いっぱい、永遠、する。(途中、おばちゃんのチェックが入る)


これは、なかなかの目力と、神経を使う。

いまから、ぐんぐん育って、実をつけるまで成長することを想うと、小さな苗を、とてもデリケートに扱わなければならない。かわいくも見える。品種の違う苗を、結合させることで、より強く、おいしいなすびが育つのだとか。


スローライフに基づいて、家庭菜園が、都会でも(田舎ではずっと前から当たり前のこと)、主流となった。私の父親も、こわいくらい、はまっている。

手を込んで育てた野菜たちは、文句も言わないし、愛情を注いだ分、すくすく育ち、期待に応える。(まあ、気候によってうまくいかない場合もあるけど)

それが、食に、直結するんだから、はまる気持ちもわかるんだけれど・・・


この、肩こりは、どうにかならないものか。

農作業って、ほんとうに、ほんとうに、厳しいのね。