引っ越しまであと少し。
この町の大好きだった場所を
合間見つけては訪ねているのだけど
今日、家を出てなにか違うことに気づいた。
空が明るい。
雨ふりの昼間、嫌な予感が当たってほしくなくて、
通りすがりにいつも空を眺める場所まで早足で歩いた。
やっぱり、樹がなくなってる…
嫌な予感は当たってしまった。
私にとってはこの町の風景の象徴だった三本の樹がなくなっていた。
空が明るかったのはそのせいだ。
私の心をいつも癒やしてくれていた景色。
寂しいけれど、
ぎりぎりまで見守ってくれていたんだと思うことにする。
美しい景色をありがとう。
ここで過ごす日々もあと数日です。