最高の里山 会津のマッターホルンへ | FLY HIGH

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登ることは生きること。後悔をしない毎日を。

会津只見を好きだという若者が職場にいたので、

たまたま被ったお休みで蒲生岳行きませんか?とお誘いしてみた。

二つ返事でオッケーしてくれて、
うきうきワクワクしながらその日を待った。

夜、職場から待ち合わせ場所までえっさこらさと荷物を抱えて移動。
シュラフやマットは用意してくれるとのことで助かった。。

さて、こんなに年の離れた若者と山に行くのは初めてなので、
どうなるやらと思いつつ、楽しくおしゃべりをして、

西那須野で高速を降り、コンビニに立ち寄り、道の駅きららに到着。
仮眠。

 

翌朝、快晴!よっしゃーと2人で蒲生岳へと向かう。
なかなか見えてこないねーと話していると、突然現れてテンションがあがる。
そして駐車スペースに到着。

 

写真を撮ってから、

上部はどうやって登ろうかねぇってあーだーこーだ話して、準備をする。

そうしていると、スノーボードで滑走するというお二人が。びっくり。

私たちは先に出発し、鳥居の横で準備。

わかん置いてくかーなんて話して置いて尾根の末端に取りついた瞬間、

私が潜りまくるのでわかんを回収して装着www

 

少し上がっただけで貫録のある雪山の様相になるからすごい山だと思う。

 

基本的にはパートナーのが馬力があるので、

たまに私が先頭歩かせてもらう感じで、交代してラッセルしていく。

 

晴れ過ぎて暑くて汗と融けた雪でビシャビシャになっていく。

でも雪の状態はしっかりと沈んで安定していた。

 

そして、こんな青空に向かって登れる想定を私たちはしてこなかったw

 

景色最高。

 

 

上部の岩場のまわりのルートをどうするか相談して、

結局、下から見た時はそっちじゃないよねって思った方へトラバースして

右側の岩とのコンタクトラインを詰めていくことにした。

 

 

岩の穴があった。

 

最初は少し急だねって感じで始まったのだけど、

左のルンゼと合流点を越えたあたりから猛烈に急になって、

わかんで登ったことのある最大傾斜になった。

 

ただ、ここはしたのブッシュとの隙間がある部分がでてきて、とても嫌な感じがした。

状況によっては全層雪崩とかになるんじゃないかな。。

 

意味わからん角度の雪壁をあがると傾斜が少し緩み、山頂へわずか。

それまで足場をしっかり先導してくれていたパートナーが、

「先頭どうぞ^^」と上がってきた私に声をかけてくれた。

 

そんなん気にしなくていいのにって思いつつ、

気のいい漢だわなぁとありがたく前を歩かせてもらった。

 

あぁ、山のてっぺんだ。

 

 

穴があいてて、パートナーが踏み抜いたので、ついでにほってもらった。

 

360度遮るもののない大展望。

大好きな登った山たちが沢山見える。

 

浅草岳はお隣さん。

 

このエリアを大好きなパートナーと、ほのぼのコンディション。

場合によっては踏めないと思ってきた蒲生岳の山頂に、立てた。

こんなこともあるもんなんだな、と。

 

北面、絶望的に厳しそうだった。兎のみがかけまわるw

 

下りのことが心配でのびのびはできなかったけれど、

貸し切りのピークで青空で、なんも文句のつけようがない最高の日。

 

ここまで連れてきてくれて一緒に登ってくれて本当にありがとう。

 

下りはアイゼンに履き替えて、名残惜しいけれど下山開始。

里の雪山っていいんだよな、下に村が見えて。

私だけでなく、パートナーもそういう感覚を持っていた。

そういう強い若者はこのまま沢山色んな山に登ってほしいもんだと背中を見ながら思った。

 

と、スノーボードを担いだお二人が入れ違いで山頂へ。

滑るの見てみたいなーとおもいつつ、

後ろ向きで片手のピッケルを真剣に深く差し込んで下降開始!

 

登りのトレースと先導の踏みあとにまたも助けられ、

ノーロープでなんとか下降。ふぅ。

 

トラバース。

 

危ないとこが終わって少しのんびり。

春のようなぽかぽか日差し。

 

ゆっくりと下山して、片付け。

828mとは思えない山登りをさせてもらい、

つくづく山は標高ではないって思わされた。

 

 

時間も有り余っているので、

行きにみた蒲生岳の写真を撮りに田子倉湖方面へと移動。一眼持ってくればよかったー。

 

その後、田子倉湖のどん詰まりを確認して、

行ってみたかった豆腐屋にいくも休み。。

ご飯を食べるところはことごとく終わってたり。。

 

ということで、温泉!

早戸温泉のつるの湯へ。

 

ここがとってもよい温泉で満足。

翌日の予定を相談し、なかなか決まらずにダラダラとすごす。

 

決まったところで、近くの道の駅だという下郷まで移動をすることにしたのだけど、

到着して、コンビニで買ったご飯を食べた後に計画変更を連絡しようと地図を見ていたら、

なんか登山開始場所と全然違うとこにいることに私が気づき。。。(笑)

 

最終的に道の駅に到着し、仮眠。

明日はどんな一日かな?

 

 

つづく

 

 

☆行動記録

2022年1月25日

久保駐車場905~岩場分岐1005~蒲生岳1140/1215~久保駐車場1355