季節が早く巡ってゆく。
いつまでこうしてるんだろうって
毎朝通勤で見上げた空の虚しさを
滞留することでの安らかさでごまかしてきた。
それは私の怠惰だったのかもしれない。
この場所をもう一度訪れることがないかもしれないと思って見上げた空は
いつもの虚しさはなくて少し淋しげに見えた。
これまで進んできた道も沢山の人が愛してくれた道だった。
沢山のご縁に恵まれてきた。
それでも消えることなく燻っていた感情がひとつ。
自分が生きたい場所で、生きてみたい。
人生はどんなふうでも続くなら、
ここがターニングポイントとしよう。
決意が揺らがないように、負の力すらも利用して。