3年ぶりのシーサイド。
あっという間に時は流れて。
今回は
念願の赤道ルーフ1P目にトライしたくて
二人にシーサイドにいきたいとお願いした。
Mちゃんはお初のシーサイド。
海賊フックをひたすら頑張ってました(^.^)
私も一緒になって海賊フックをトップロープでアップに使い、
のんびり腕のパンプをとってから、
お目当ての赤道ルーフを真剣にオブザベをして
離陸したのだけど…
肝心のクラックトラバースパートに行くまでの
広くてガタガタなクラックへのプロテクションセットがどれも怪しく、
どこまでいったら確実なプロテクションがとれるの…
と高さをあげるごとに追い込まれていく。
あそこならパラレルで絶対安心!
と思ってたどり着いた場所がパラレルでなかったときの絶望感半端なかった。
このルートはジャミング要素はほぼなくて、
フェースだと思ってトライしたし、
実際そうなのだけど、
ガバでもプロテクションの不安を重ねていくことに耐えられなかった。
敗退したかった。
でもプロテクションがきまらないから敗退もできない。
屈曲してから
本当にきれいな右上するクラックになるのだけど、
(プロテクションはしっかりきまりそう)
サイズ選びが自分には少しシビアそうで、心がぽっきりと折れてしまった。
敗退するにも体重を預けられるだけの
確実なセットができず、時間だけが過ぎた。
少しだけすすんで、
やっと自分のなかで確実だと思える場所を見つけて敗退した。
トップロープを無理くり張ってくれたので回収しながら登ったのだけど、
最初のガタガタな広さのクラックは
私でもよっぽどのことがなければ全然落ちないパート。
さくさくとあがり、敗退した箇所へ。
そこから先も想像通りのムーブで先に進める。
足もある、手もガバ。
ただ、
かぶり気味でパワーもいるし、
ジャミングでなくフェースのガバホールドを使い、
クラックが見えにくい中で正確なプロテクションセットが出来るか、
という心配はおそらく杞憂ではなかったと思う。
あと、最後の最後にパンプした状態でこなせるか
微妙なムーブがでてくるっぽかった。
結局、私が登れなかった理由は
オンサイトトライで
このルートのプロテクションを見極めるための能力(セット能力、持久力など)
が不足していたことに尽きると思う。
シーサイド、いつも私を跳ね返すよなぁ。。
でも、このスケール感に魅せられてたいして登れないのにまた来てしまう。
きれおちた足元に
トップロープでも感じるぞくぞくする高度感、
そしてパワフルで豪快なムーブを自分のきめたカムでおこしていく。
なんと素晴らしいルートなんだろうと思った。
全然届かないわけじゃない。
きっと登る、きっと登れる。
頭のなかをぐるぐると色んな思いが巡った。
色々な10台のクラックを触って、
やっとできるかな?と思ったのにな。
悔しさのなか、シーサイドを後にした。
また来れるだろうか。
カムとロープとヌンチャクのずっしりした重みにあえぎながら登り返しつつ
そんなことを少しだけ思った。
あと、全面的にこのトライに
協力してくれたO形さんに本当に感謝です。
そういえば・・
現地で久しぶりにRさんに会えました♡
かっこいいねー!
☆2019年3月13日
・海賊フック5.10b TR○
・赤道ルーフ1P目5.10bc × TR×
・チェシャネコ5.10d TR×
・赤道ルーフ1P目5.10bc × TR×
・チェシャネコ5.10d TR×