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続 • 牛革の手帳

ブラジルに住む牛の自由なブログ

昨日の教師研修会で同期の発表した移住学習に触発されて、

さっそく、本日の授業で「ハルとナツ」をみんなで鑑賞。



このドラマは2005年にNHKで放送された、ブラジルへ移民した家族のドラマです。

トラホームという病気を理由に一人日本に残された妹ナツと、

妹と離ればなれになるも、遠く離れたブラジルから妹を探し続けた姉ハルの物語です。

私もこのドラマはブラジルに来てから見ましたが、

ブラジル来た日本人移民の苦難の生活をかなり忠実に描いた作品だと思います。

ブラジルに来て、実際に1世の移民された方々から話を聞いていた分、

より現実味があり、ドラマに入り込んで見ることができました。

実際にブラジルで撮影された?と思われる風景もあり、ブラジルの子どもたちが見るにしても、

入りやすいドラマではないでしょうか?

実際自分たちのおばあさん、おじいさんがこのような苦労をして行き抜いて来たのだと、

感じられれば、移民の歴史についても理解が深まると思いました。

ただ、このドラマ一話が90分、以降は75分の全五話なので、

授業に使うには編集やショートカットが必要だなと思いました。

最終話まで授業時間をどう使うかも悩みどころです。

うーん、授業はもう少し計画を練る必要がありました。


でも、日本人移民の歴史を知るには、本当にいいドラマなので是非みなさんも機会があったら、

見てみてください。














今年の第二回目の南北マ州教師研修会はカンポグランジ近くにある

バルゼアアレグリという移住地で行われました。



ここを訪れるのは今回が初めて。



バルゼアでは自分たちの子どもたちのために、お母さん先生が交代で日本語を教えているそうです。



ここに来ておどろいたのは、お母さん先生がたくさんいること。

10人以上はあつまったのではないでしょうか。

まさに人材の宝庫です。


研修では同期のボランティアによる、移住学習の実践発表。



今年日本へ教師研修に行った、モデル校の二人の先生による研修報告。





どれも、興味深くて、授業のアイデアなどがためになり、時間が足りないほどでした。

お昼はバルゼアの日本食!



おいしすぎて、涙が出そうになりました。

どこの研修会もごはんを食べに行くだけでも価値があるくらい、手料理がおいしい!

バルゼアは養鶏の産地なので、卵料理もたくさんありました。



特にこの煮卵が最高においしかった。さすがです。

ごはんを食べた後は、近くの牧場を見学に行きました。

この牧場はかの小野田寛郎さんの牧場なのです!



フィリピンのルバング島から帰還した最後の日本兵小野田さんといえば、ピンと来る人も多いはず。




私はドゥラードスに来て初めて、この小野田さんがブラジルに移住して、ここバルゼアで牧場をされていたことを知りました。

1974年に日本に帰還した小野田さんを、1978年生まれの私がなぜ、知っていたかというと、

小さい時、明治生まれの祖母の部屋に入り浸っていたおばあちゃん子だった私は、

祖母の部屋で小野田さんの写真集をながめ、祖母から小野田さんの話を聞いていたからです。

30年もジャングルの中で生活していたなんて、当時の私にもよっぽど衝撃的だったのでしょう、小野田さんの話は今でもよくおぼえています。

実際にその小野田さんの暮らしていた牧場に行けるとは!



小野田さんは、今は東京にお住まいだそうで、ブラジルにはいらっしゃいませんが、90歳になる今も年一回は必ず、この牧場を訪れるのだそうです。



日本に帰還したのもつかの間、小野田さんは変わってしまった日本の生活になじめず、ブラジルに移住したそうです。

戦争も貧困も知らない世代に生まれた私にとって、正直、戦争は遥か遠い昔話のように感じていました。

しかし、ブラジルに来てから勝ち組負け組の話を知り、戦争が終わったことを信じようとしなかった人達が他にもたくさんいたことを知りました。

祖国日本への思いが、海外にいる日本人達にとってどれだけ生きる支えになったのかを私はブラジルに来て実感しました。



小野田牧場を見学の後は、会館にもどって、恒例の工作作りです。

春祭りに飾るチューリップの折紙をみんなで作りました。



モデル校の先生による春祭りの踊りの指導もありました。



今回も、内容の濃い研修会となりました。


ごはんのおいしいバルゼアアレグリ。また是非来てみたい場所です。