大好きな本を手にとって
それだけで
あんしんできるというか
お守りのように感じたりします。
とくに人の多い場所や
慣れなくて落ち着かない場所なんかには
必ず本を持って出掛けるのだけど
(ほぼいつでもなきがする)
こんなにも
ぴったり しっくり スッキリと
自分の感覚に近い考え方や感じ方
心で覚えている景色を
呼び覚ます文章ってすごいなあ
とおもったので
きょうはちょっと その本から抜粋。
____________________________________
子供の頃からあって、今も変わらずにあるあの気持ち。
影のように湿っていく公園の木や、どこかの家からもれてくる煮物のにおい。
お風呂のシャンプーのにおい。
雨が近いような、なま暖かい夕方の風。
そんな小さなことがきっかけで、それは足もとから立ちのぼってくる。
霧のようにふわりとたちのぼり、
ぐるりと私をくるむ、あの気持ち。
胸がぎゅっとして、泣きそうになる、あの気持ち。
去年もあった、おととしもあった、そしてもっともっと前にもあった。
もしかしたら、生まれる前からずっとずっと知っている何か。
あれは、何なのだろう。
________
季節の変わり目の風が吹くだけで、
胸に切ない何かがつき上げてくる時、私の隣に、小さい時の自分や、
去年の自分、中学生の時の自分などが立っている気がする。
その透明な自分の分身たちが、どうしてやってくるのか。
どうしてそんな気持ちになるのか。
わからないことには変わりがないけれど、
今の自分もいつか、未来の自分の隣に立つ瞬間が来る。
そう思うと、今の今と、そして過去のすべての瞬間が、かけがえなく思えてくる。
(おーなり由子著「きれいな色とことば」より)
_____________________________________
きょうは 中秋の名月という特別な夜で
いつもはフルムーンライブを、どこかでやっていて。
秋のはじまりの 涼やかな風を吸い込むたびに
なんとも言えない切なさが込み上げてくるのは毎年のこと。
これは毎年の夏の終わりから秋の始まりにかけて、
(寒くなってきた冬の始まりでも、春の夜にも
すこしずつ色合いは違いつつも、毎回味わう感覚。)
わたしにとっても、この切なさは、いつになっても正体がわからないけど
(わたしはこの感覚を夕轟、”ユウトドロキ”と呼んでいる)
こんな夜に、みんなも同じ風に感じていたりするのかな、
去年の私たちは、たしかにライブで同じ時間を過ごしていたんだよね、と
去年や、おととし、過去の自分たちと重なって、、、、
このことを頭の中に、そしてこの本を片手に持っていて
不思議としっくり、今の気持ちと繋がるなあ、
と思ったのでした。
中秋の名月、おめでとう。
ああ、
明日、というわけにはいかないけれど、、、
会えるのが楽しみでたまらない!!!!!
それだけで
あんしんできるというか
お守りのように感じたりします。
とくに人の多い場所や
慣れなくて落ち着かない場所なんかには
必ず本を持って出掛けるのだけど
(ほぼいつでもなきがする)
こんなにも
ぴったり しっくり スッキリと
自分の感覚に近い考え方や感じ方
心で覚えている景色を
呼び覚ます文章ってすごいなあ
とおもったので
きょうはちょっと その本から抜粋。
____________________________________
子供の頃からあって、今も変わらずにあるあの気持ち。
影のように湿っていく公園の木や、どこかの家からもれてくる煮物のにおい。
お風呂のシャンプーのにおい。
雨が近いような、なま暖かい夕方の風。
そんな小さなことがきっかけで、それは足もとから立ちのぼってくる。
霧のようにふわりとたちのぼり、
ぐるりと私をくるむ、あの気持ち。
胸がぎゅっとして、泣きそうになる、あの気持ち。
去年もあった、おととしもあった、そしてもっともっと前にもあった。
もしかしたら、生まれる前からずっとずっと知っている何か。
あれは、何なのだろう。
________
季節の変わり目の風が吹くだけで、
胸に切ない何かがつき上げてくる時、私の隣に、小さい時の自分や、
去年の自分、中学生の時の自分などが立っている気がする。
その透明な自分の分身たちが、どうしてやってくるのか。
どうしてそんな気持ちになるのか。
わからないことには変わりがないけれど、
今の自分もいつか、未来の自分の隣に立つ瞬間が来る。
そう思うと、今の今と、そして過去のすべての瞬間が、かけがえなく思えてくる。
(おーなり由子著「きれいな色とことば」より)
_____________________________________
きょうは 中秋の名月という特別な夜で
いつもはフルムーンライブを、どこかでやっていて。
秋のはじまりの 涼やかな風を吸い込むたびに
なんとも言えない切なさが込み上げてくるのは毎年のこと。
これは毎年の夏の終わりから秋の始まりにかけて、
(寒くなってきた冬の始まりでも、春の夜にも
すこしずつ色合いは違いつつも、毎回味わう感覚。)
わたしにとっても、この切なさは、いつになっても正体がわからないけど
(わたしはこの感覚を夕轟、”ユウトドロキ”と呼んでいる)
こんな夜に、みんなも同じ風に感じていたりするのかな、
去年の私たちは、たしかにライブで同じ時間を過ごしていたんだよね、と
去年や、おととし、過去の自分たちと重なって、、、、
このことを頭の中に、そしてこの本を片手に持っていて
不思議としっくり、今の気持ちと繋がるなあ、
と思ったのでした。
中秋の名月、おめでとう。
ああ、
明日、というわけにはいかないけれど、、、
会えるのが楽しみでたまらない!!!!!