こんにちは
カラーコンサルタントの中井美香です
プロフィールはこちらから
TBS系列で放送している
日曜劇場「アンチヒーロー」ってご存じですかー？
長谷川博己さん演じる
殺人犯をも無罪にしてしまう’アンチ’な弁護士が
巨大な権力と闘いながら
冤罪に問われた受刑者を救い出すというストーリー。
毎回、最後に大逆転が待っていて
人格者だと思っていた人が実は悪人だったり
敵だと思っていた人が味方だったり
またその逆もあり
スリリングでスピード感あるドラマです。
「で、結局の黒幕は誰？」
という謎解きの面白さもあって
とにかく引き込まれる展開なのです。
久しぶりに
次回の放送が楽しみになるドラマに出会えました✨
このドラマ、
もちろん内容も引き付けられるのですが
もうひとつ面白いのが
登場人物の多くに
「色」のつく名前が使われていること。
このドラマのプロデューサーさんが
どこかで語っていたのですが
どうやら、名前に色を入れたのは狙いだそうで
人物のキャラクターを特徴づけるためだそう。
例えば
主人公の長谷川博己さん演じる弁護士は
「明墨（あきずみ）」という名前
墨色は、黒に近いグレー。
習字を書く時には、
墨をすって筆で字を書きますが
あの墨の色です。
一方「明」というのは
「明白」という言葉がある通り
限りなく白色に近いイメージを持つ字です。
この2つを組み合わせることで
「明墨」という人物の謎めいた性格、
ひょっとしたら白（正義の味方）かもしれないし
あるいは黒（悪人）かもしれない
よくわからない、グレーな人間像を象徴させているのかな？と
そんな風に深読みしてます
あと全く余談ですが
墨は仏教のお坊さんの衣装の色。
一度帰依したら他を信仰しないことから
何色にも染まらない色
とも言われています。
そういうい信念の強さみたいなものも
表現しているのかも知れません。
（あくまで個人の深読みですが💦）
そしてこのドラマには
準主役となる人物が２人登場します。
いずれも明墨の弁護士事務所で働く弁護士です。
まず一人目は北村匠海さん演じる
新人弁護士の赤峰
こちら赤色の色彩心理をまとめたものですが
まさしくこんな感じの人物像です↓
赤峰、
正義感が強くて熱量高いキャラクター設定に
ぴったりの名前です
そしてもう一人が
堀田真由さん演じる紫ノ宮（しのみや）
青と赤色を混ぜると紫色になりますが
まさにそんな人物像です。
表面上はクール（青）だけど
心の奥底には熱い情熱（赤色）がある
そんなキャラクターです
ちなみに青のイメージはこちら↓
このドラマにはテーマカラーがあるのですが
それが至極色という濃い紫色
あまり聞いたことがない名前ですが
その昔は高級官僚じゃないと着れなかった高貴な色でもあります。
で、なぜこの色になったかと言うと
登場人物の名前に使われている色
墨、赤、紫を混ぜるとこの色になるからだそう
なんか、色で遊んでいる感じがして良いですよね。
そうそう、
明墨弁護士事務所には
あと２人パラリーガルがいるのですが
もちろんこの２人にも「色」がついてます
白木凛（大島優子）
青山憲治（林泰文）
このうち大島優子さん演じる白木さん
先週の放送では「実は裏切り者だった」
というシーンで終わっていますが
個人的には
「白」がつく名前の人に悪人はいなんじゃないか？
と思ってます。
正義感、真面目を象徴する白色なので
実はアレは戦略で、結局「いい人」だったということで
なんとか収めて欲しいなと。
そんな風に思っているのですがどうなることでしょう？
白は何にでも染まりやすいので
黒（悪）に簡単に染まってしまった
・・・というオチもあるかも知れませんが💦
このドラマ噂が
ネットでまことしやかに流れているのですが、それが
「名前に色がついている人物は味方」で、
「名前に色がついていない人物は敵」というもの。
真偽のほどは明日分かるかと思うのですが
それであれば緑川（木村佳乃）さんが
色の名前なのが気になる
あと、清水さんは「水色」認定で
色の仲間なのか？
そこもやっぱり気になる。
ということで
ドラマをご覧になってない方には「なんのこっちゃ」の話だと思いますが
名前に付けられた色とキャラクターを
勝手に考察してみました。
「アンチヒーロー」久々に面白いドラマだと思います。
あと名前に込められた「遊び心」が
とてもおしゃれなドラマだと思います。
色に興味がある方は
また別の楽しみ方ができると思うので
チャンスがあればぜひご覧になってくださいー(^^♪
▼色をつかいこなす「はじめの1歩」のレッスン
