タイ五目のライトジギングに行ってきました。

(2日分あるので少し長くなります。)

 

最近は休みの日に天気が悪く、船やカヤックを出せないことが多かったのですが、そんな時に釣り船の釣果を見てみたら、ライトジギングでタイやスズキ、タチウオなどがけっこう釣れていました。

遊漁船なら和船やカヤックを出せない日でも釣りに行けると思ったのと、冬のシーバスの居場所を見てみたかったので、久しぶりに遊漁船に乗ることにしました。

 

とは言っても、20mよりも深いところのジギングはやったことが無かったので、まずは道具から用意しました。

竿だけはアカエイ釣り用に買ったジギングロッドがあったので、リールと船長に勧められたタングステンのジグをいくつか買って、初めてのジギング船に乗ってきました。

 

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2023年12月15日(金) 7:00-14:00

宮城県仙台湾

天気:小雨 風:北2~3m

中潮 満潮 6:30 干潮 10:59

波:0.5m うねり:0.5m スパン:9.9m

釣果

マダイ:35cm

イナダ:40~50cm×2匹

ホウボウ:48、28㎝

メジマグロ:40cm(※即リリース)

(他に釣れていたもの)

スズキ、タチウオ、チダイ、カナガシラ、

トラフグ、マサバ、ヒラメ、マゴチ

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前日の予報では、波とうねりは小さかったのですが、雨予報だったので希望者のみの参加になりました。自分以外には常連さんが2名だけの参加でした。

 

出船から1時間くらいで到着したポイントは、仙台湾の南の方で、水深は30mくらいの場所でした。釣り座は予約順に決めて、自分は船首でやりました。

 

基本的な釣り方としては、船長が魚探を見ながらベイトや魚を探して、魚の濃いエリアが見つかったらいわゆるドテラ流しで探っていくというものです。

 

最初のエリアでは、マダイがメインでタチウオやサワラも狙える場所でした。

ジギングといえば、ワンピッチジャークなどしゃくりながら上げてくるイメージがあっあので、とりあえず底をとってからしゃくり上げてまた落とすのを繰り返していましたが、常連さんや船長を見てみると(船長も釣りします。というか船長が一番釣れてました!)、まったくしゃくらずに、底をとってから一定速度でゆっくり目に巻き上げていました。

そういうものなのか?と思いながらも、とりあえず思ったことをやってみようと続けていると、船尾の常連さんに魚が掛かりました。と同時に自分にもガシガシと強いアタリがあり、キタッと思ったのもつかの間、ブツッと切れてしまいました。

サワラやタチウオがいるとのことだったので、ワイヤーリーダーを40cmつけていたのですが、なぜかその上のリーダーから切られていました。ちなみに、常連さんに掛ったのは70cmくらいのイナワラでした。

その後は、常連さんや船長にはホウボウやカナガシラ、イナダ、メジマグロ(即リリース)がポツポツ釣れており、少ないながらマダイ、スズキ、タチウオ、トラフグも釣れていました。自分はというと、船長や常連さんの釣り方をまねして、1時間以上してからようやくホウボウが1匹釣れましたが、他の方に比べて全然アタリがなく、焦りばかりが大きくなっていきました。

 

昼前くらいから小雨が降りだし、寒さと手の冷たさに耐えながら釣っていると、いいエリアに入ったのか、常連さんにイナダやメジマグロが掛かりだしました。ここで自分にもようやくイナダが掛かり、小さいながらマダイも釣れました。ジグはTGベイトの45gでした。最後の方には50cm近いホウボウが釣れましたが、このホウボウはネズッポの仲間をたくさん食べていて、船の上で吐き出していました。

この後、雨風がだんだんと強くなり、みんなの寒さも限界に近くなったので、2時過ぎくらいには帰路につきました。

 

 

投げたジグ(上の3つで釣れました)

 

上がってから船長に聞いたところ、タングステンのジグが間違いないとのことで、タイの活性が高いとフォールでも食うが、特に最近は食いがしぶく、センターバランス(左右対称)のものをゆっくり泳がせていると小さく当たるとのことでした。カラーは緑金が必須で、オレ金とイワシカラーもあるとよいとのことでした。

 

ちなみに、持ち帰ったイナダ、マダイは刺身で、ホウボウは煮つけで食べましたが、イナダは脂が少なく、特有の酸っぱい感じがあってあまりおいしくありませんでした。冷蔵庫で寝かして3日目くらいにはうまみが少し出て食べられました。マダイは脂が乗っていておいしかったです。

 

 

 

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2023年12月19日(火) 7:30-15:00

宮城県仙台湾

天気:曇り 風:北1m

小潮 満潮 9:00 干潮 14:29

波:0.3m うねり:0.3m スパン:11.9m

釣果

マアジ:46、45cm

マサバ:40~48cm×5匹

イナダ:40~50cm×3匹

ホウボウ:38cm

カナガシラ:25~30cm×2匹

メジマグロ:40cm(即リリース)

メバル:22、24cm

トラフグ:45cm

ショウサイフグ:27cm

ヒラメ:30~45cm×3匹(すべてバラシ)

(他に釣れていたもの)

スズキ、タチウオ、マダイ、チダイ、マゴチ

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前回の釣行では満足いかなかったので、背中の筋肉痛が若干残っていましたが、ジグを買い足し、リベンジに行ってきました。

 

今回も前回と同じようなエリアでしたが、デカいアジ・サバを狙いつつ、マダイも狙うとのことでした。自分以外には常連さんが3人で、釣り座は前回と同じく船首で釣りました。

 

前回の釣行で釣り方はなんとなくわかったので、ポイントに到着するなり、センターバランスのジグを泳がせるイメージでただ巻きしますが、全然当たりません!

一方、常連さんや船長はバシバシ掛けていき、ヒラメやイナダ、カナガシラなどをポツポツ上げていきます。

しばらくして、タチウオゾーンに入り、自分以外はみんなF4サイズを1~2本は釣ったところ、ようやく自分にもアタリが来て、フォール中のジグがふっと軽くなりました。キタッと思って合わせたところ、重みがなく、まさかのラインが切られてしまいました。

今回はワイヤーではなくフロロの先糸を入れていたのですが、太いラインがスパッと切られていました。

 

その後は、切られるのが怖いのでワイヤーリーダーを入れて釣っていると、カナガシラが2匹だけ釣れましたが、他の人よりも自分だけ明らかに釣れていないので、焦ってきました。

釣れない理由を探す中で、ワイヤーリーダーはジグの動きが悪くなったり見切られたりしているのかな?と思ったので、切られるのは怖いけど途中で外しました。

 

昼前くらいから海況がかなり穏やかになり、このあたりで移動した先でなぶらが出ていました。ここで、緑金からイワシカラーのジグに替えたところ、45cmくらいのサバが釣れました。

何が変わったのか、この辺から釣れるようになり、本命のギガアジやサバ、イナダ、メバル、ヒラメがポツポツ釣れるようになり、今までと違って、イワシカラーのジグが明らかにはまっている感じでした。

 

サバとイナダのなぶらがあちこちで見られる状況が続き、常連さんも70cm弱のマダイをはじめ、イナダ、サバをポツポツ釣っていました。

船中サワラの姿こそ見ることはできませんでしたが、自分的には悪くない釣果でした。

 

 

投げたジグ(上の5つで釣れました)

 

 

持ち帰ったアジ、イナダ、ヒラメ(全部船べりでバラしたので船長にもらった)を刺身で食べましたが、前回と違ってイナダに脂が乗っていて、アジも脂が乗っていてサクサクした食感がよく、ヒラメもしっとりもちっとした歯ごたえで、どれもめちゃくちゃおいしかったです。サバは、刺身で食べるとたぶんアレルギーが出るのでぶつ切りにして冷凍しました。

ちなみに、イナダの胃袋からは10cmくらいのシロギスがたくさん出てきました。

 

 

初めてと2回目のライトジギングをやってみての感想ですが、思っていたよりも奥が

深いと感じました。

ジグなんてしゃくってれば釣れるんでしょ?くらいに思っていましたが、同じ船でやっていても人によって釣果に差がはっきりと出ます。ジグの種類なのか(重心、対称性、カラー、フックなど...)、動かし方なのか(ジャーク、ただ巻き、速度、角度など...)、とにかく奥が深いと感じました。

 

今回の釣り方で大事だなと思ったのは、まずはジグの種類で、タングステン・緑金・センターバランスが良さそうでした。ブレードが付いたジグも釣れてました。あとはジグを一定の速度で巻き上げることで、自分のタックルだとリールが大きかったので、竿先がぶれてしまっていたのがよくなかったのかもしれません。常連さんたちは小さめのリールで竿もやわらかめの人が多いようでした。

 

もう一つ感じたのが、お財布に厳しいということでした。タングステンのジグだと1個2000円以上するので、これをいくつも買いそろえると、あっという間にお財布からお札が消えていきます。貧乏人にはなかなか厳しい釣りだなと思いました。

 

今回で雰囲気は味わうことができたし、頻繁に行けるものではないので、今後はよく釣れている時期にたまにいけたらいいと思っています。

(2023/12/21)