世の中に住んでいながら、世の中の問題を自分の問題としてとらえられない。
だから当然ノンポリであるし、経済的なことにも無頓着で、NISAだiDeCoだ仮想通貨だ言われても、どこか遠い世界の話に聞こえる。
即物的に生きているから、目の前のことにしか関心がいかない。
人間に与えられているのは、今このときのみで、過去はすでに終わったことだし、未来は来るのかどうだか分からない。
だから、今日喰えればとりあえずいいし、今日の自分で出来ることをやって、明日のことは明日の自分が考える。兎に角、今このとき以外にあまり考えが及ばないように意識している。
これじゃいけないなと思うこともあるけど、何がいけないのか分からない。世論を目にして、あまりにも世間的な感覚とのズレを感じて、何か気分が落ち着かなくなることもあるが、しかし、何をどこまでちゃんとやれば安心が得られるのか、いたずらに不安を煽るばかりの声に聞こえて、これは無視でいいなと居直る。
何せ今困ってないんだから、今の幸せをわざわざ未来の不安で損なう必要は一切ない。
困ったときがくれば、そのときにきちんと困ればいい。
という感じの話をしたときの妻の顔。
明らかに今の幸せを損ねた困った顔してたな。
人生に対する価値観は人それぞれで、いくら近くにいても同じになることはありえない。
そこを無理に合わせようとするから、斥力が働き、離れていく。
押し付けることなく、おもねることなく、笑って許容すればよし。
皆、人生1回目だ、誰も正解を知らないからね。
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監督 グレタ・カーヴィグ
これは、何もかも自由で思い通りにいくバービーランドと、現実の世界との対比で色んな社会問題を提起したものだろうか。
あの世界観でもっと、アホっぽさに振り切れば、面白かったように思う。