満腹であるのに味覚が満足していない。
そんな感覚がたまにある。
こうなると、満腹であるが少し菓子でもとか、余計な物を食べてしまい後悔の種となる。
記憶にも段階がたくさんあって、大半は朧。美味しい物を食べたときの記憶が鮮明にいつでも思い出せたなら、味覚が満足しないなどいうこともなくなるのではないか。
しかし逆に空腹時に美味の記憶が鮮明だったら、辛いかもしれない。
少しでも何か食べて辛さを紛れさせようとするかもしれない。
となると、記憶がいかに優れていようとも、ダイエットの役にはたたないか。
結局、たかが体型ひとつ変えるのにも、自制心が必要で、頭に頼っても駄目っぽい。
じゃあ心を変えるにはどうすれば?
監督 山口淳太
2分間が何度もループするという現象に見舞われた旅館。
時間は戻るが記憶は残るので、何とかこのループから逃れようと試行錯誤。
旅館の従業員、旅客、それぞれがそれぞれの思いを持って事態に向き合う。
ツッコみどころはたくさんあったように思うけど、面白い設定だった。