遠藤雄弥、須田亜香里、井上雅貴監督、近藤裕貴 日進市長登壇!映画『男神』制作発表会見REPORT | C2[シーツー]BLOG

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 映画『男神』の制作発表が、5月21日(火)、撮影地となる愛知県日進市の日進市役所で行われた。

 

 本作の原作「男神」は、2020年、「日本(美濃・飛騨等)から世界へ!映像企画」にて入選し、YouTube超人気サイト「怖い話怪談朗読」にて朗読され、「今までで一番怖い話」と一躍注目を浴びた話題作。映画化に際し、原作者の意向を受けた益田プロデューサーが、イメージにぴったりのロケ地として愛知県日進市にオファー。市制30周年を迎える良い機会であると快諾され、市民や学生の方々にもご協力を得ながら一緒に作品を作り上げていく方針を発表!

 

 キャストの遠藤雄弥さん、須田亜香里さん、井上雅貴監督、近藤裕貴 日進市長が登壇し、益田祐美子プロデューサー(平成プロジェクト)が、司会を担当して進められた。

 

REPORT

 

 

 会見のMCを担当した本作のプロデューサーである益田祐美子さんの呼び込みで、井上監督、遠藤雄弥さん、須田亜香里さん、ロケ地日進市の近藤裕貴市長が登壇し、日進市役所内の会議室にて会見がスタート。

 

 

 まずは、脚本も担当する井上監督から、本作の概要を紹介。縄文文化以来から日本に存在している神様、通称「男神」をテーマとし、その神の「儀式」に巻き込まれる家族を描きます。遠藤さん、須田さんのキャスティングについては、「遠藤さんは“地に足の着いた演技をされる方で、ファンタジー要素の強い映画を説得力あるものにできると思いお願いをした」、「須田さんの役柄はガテン系な女性で普段の須田さんとのギャップとして面白いのではないか。また地元愛のある方にお願することで、映画がより良くなると思っています」と話した。ロケ地としては愛知牧場をメインに考えているが、その他に大学や日進市の街の各所で撮影を行う予定。

 

 

 主人公 和田勇輝役の遠藤雄弥さんは、ロケ地の写真などを見て、緑あふれるとても素敵な場所での撮影だとわくわくしているそう。ホラーファンタジーへの出演は初めてだが、本作にはホラー要素に加えて家族愛、人とのつながりの大切さも感じたと言う。「台本を見ると、『全速力で走る勇輝』というト書きがいくつもあり、撮影に向けて今から鍛えておかなければ(笑)」と意気込みを見せた。

 

 

 井上愛子役で愛知県出身の須田亜香里さんは、本作のことをご家族に伝えた時に、自身が日進市で生まれたことを初めて知り、その縁に驚いたとのこと。地元の皆さんにも、完成した映画を見たときに「これはあそこかな」と撮影場所を楽しんでほしいと話した。「私の役は重機を扱ったりすることもあるが、手慣れた手つきやしぐさに見えるようにしたい。」そうだ。

 

 

 そして、メインロケ地となる日進市の近藤雅貴市長は、市政30周年を迎える、市にとって特別なタイミングでのオファーに、市民の皆さんにも楽しんでもらえる機会になればと期待を寄せる。日進市での映画撮影は初めて。エキストラや撮影見学など様々な形で、子どもたちはじめ市民に映画制作現場の体験をご提供できればうれしい、本作を全力で応援しますと話した。

 

 

 益田プロデューサーからは本作を海外に向けて発信するという計画の発表もあり、会場を沸かせた場面も。最後は会場のマスコミに向け「みなさんもどうぞ本作に参加してください!」と締めた。

 

 映画は今秋、日進市を中心に撮影を開始、2025年の公開を目指す。

 

『男神』

2025年秋、TOHOシネマズ赤池ほか全国ROADSHOW

 

 

STORY

縄文から続く荒ぶる神。年少の男子を生贄として捧げた事から、「男神」と呼ばれ、その実態は誰も知らず、伝説の神として言い伝えられていた。

新興住宅地の日星市、建設会社で働く和田(遠藤雄弥)は建設途中で埋蔵文化財を見つける。その数日後、不思議なことが起こった。工事現場に深い穴が出来、街の少年、和田の息子も神隠しのようにいなくなってしまった。その穴の先は不思議な森に繋がり、そこでは美しい女性達が着物や巫女の姿で男神を鎮めるための怪しげな儀式をしていた。

息子がその森に迷い込んだ事を知った和田は、連れ戻すためにその穴に入ることを決意する。

 

DATA

●監督・脚本:井上雅貴

●原案:「男神」(八木商店)

●出演:遠藤雄弥、須田亜香里、カトウシンスケ、彩凪翔、沢田亜矢子、塚尾桜雅  

●配給:配給:平成プロジェクト/配給協力:東京テアトル

 

(C)2025『男神』製作委員会