トリプルD<竹中直人監督・山田孝之監督・齊藤工監>映画『ゾッキ』囲み取材in愛知県立蒲郡高等学校 | C2[シーツー]BLOG

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 蒲郡市出身の漫画家・大橋裕之の初期作品集「ゾッキ」を、竹中直人、山田孝之、齊藤工という、非常に著名な3人が監督を務めて実写映画化!2018年に竹中直人が大橋の漫画に惚れ込み、齊藤工と山田孝之に映画監督としてオファーしたことから、三人による共同映画制作がスタート。竹中直人は映画監督として8作目、齊藤工は長編映画監督として3作目、山田孝之は映画作品で初監督を務める。3名は『ゾッキ』が生まれた場所の撮影にこだわり、蒲郡市内で全編オールロケを決定し、2月4日(火)にクランクイン。

 

 

 

俳優として第一線で活躍しながらクリエイターとしても表現している彼らが一丸となり、200人を超える蒲郡ロケ支援実行委員会と共に、日々絶賛撮影中。今回、撮影中の忙しい中、監督3名が揃う貴重な囲み取材を愛知県立蒲郡高等学校で実施。

 

囲み取材REPORT

 

 

Q:クランクインして5 日目。ここまでの手応えや撮影エピソードは?

 

竹中直人監督:初日は僕と齊藤監督が一緒に演出するシーンで、本番のスタートをどっちがかけるかやり取りしていましたが、それはなかなか無いことなので楽しかったです。

 

齊藤工監督:その後は基本的に僕のパートになって撮影が進みまして、いたって順調、手応えを感じています。寒さと風といった難敵はありますけど、地元の支え、温かさによって、理想的な画、シーンが切り取られている気がします。

 

Q:山田さんは監督としてまだ撮影前ですが、頭の中で準備はできていますか?

 

山田孝之監督:思い付いたことを書き留めたり、お二人が演出している姿、スタッフとコミュニケーションを取ってアイディアを出し合ったり、それを形にしているところを見て、なるほどこうやって作っていくのか、こういう表現の仕方があるのか、こういうものを付けた方が良いのかとか思いながら。でもほぼ不安はなく、楽しみです。

 

Q:蒲郡市民に向けたメッセージをお願い致します。

 

齊藤監督:(蒲郡での撮影に)注目をしていただいて、大きな支援を感じています。大変ありがたいと思っています。熱量が大きすぎると、撮影に支障が出てしまう場合もありますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。映画が完成してからは、公開に向けて宣伝期間に入りますので、手を取り合って一緒に盛り上げていただけたらなと思います。

 

山田監督:面白い映画を作ろうと思います。皆さんも、楽しみにしていて下さい。現場を見に来てもらうのは構わないので、車の交通だったり危険なこともあるので、スタッフの指示に従っていただけると有り難いです。

 

竹中監督:蒲郡は良い町だなぁ、ご飯も美味しいしな!よろしくお願いします。

 

Q:今後の蒲郡ロケで楽しみにしていることはありますか?

 

竹中監督:全てが楽しみですね。終わったら寂しくなることまで想像してますから。この3 人で映画を撮っているということが、自分にとって豊かな時間。終わっちゃった後のことを想うと、少し寂しいですね。

 

Q:映画「ゾッキ」にキャッチコピーを付けるなら?

 

一同:難しい……。

 

齊藤監督:言語化できないから映画にする、というのが始まりだったりするので、言葉に集約できるものではない。そういったものが日々撮れていて、パッケージ化できない魅力がスクリーンに出るんじゃないかと思います。

 

山田監督:何分の映画になるかは分からないのですが、一本の映画でほとんどの感情を味合うことが出来るんじゃないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゾッキ2021年全国公開

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出版会社:カンゼンHP

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