上白石萌音、山崎紘菜、XAI(挿入歌)、池田千尋監督登壇『スタートアップ・ガールズ』公開記念舞台 | C2[シーツー]BLOG

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川本 朗(カワモト アキラ)▶名古屋発、シネマ・クロス・メディア
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 本作で初共演を果たした上白石萌音×山崎紘菜W主演映画『スタートアップ・ガールズ』が、全国にて大ヒット公開中。“スタートアップ”をテーマにした映画は、日本初!日本初となる“スタートアップ”をテーマにした本作。大学生にしてIT×医療で起業を目指す閃きの自由人・小松光(上白石)と、大企業に勤め起業家への投資をする安定志向の女性・南堀希(山崎)の正反対の2人が、ぶつかり合いながらもビジネスパートナーとして進化していく姿を描く。

 

 

公開を記念して、9月7日(土)11:20より、TOHOシネマズ日比谷 スクリーン7にて、公開記念舞台挨拶を開催!W主演の上白石萌音さん×山崎紘菜さん、挿入歌担当のXAIさん、そして池田千尋監督が登壇!

 

REPORT

 

 

 冒頭の挨拶で「なんかわからないんですけど、すごく緊張していて手がキンキンに冷えているんですよ…」と吐露した上白石は、ついに本作が公開されての心境を聞かれると「この映画の撮影中からプロモーションをして、今日の公開までずっと隣に紘菜ちゃんがいてくれたので、いま振り返るとなんて楽しくて尊い日々だったんだろうって思い出しますね」としみじみと語り、「出会って9年くらいで、お互いに中学生と高校生から知っているので、そのときから心強いお姉ちゃんで、ずっと変わらずに隣にいてくれる存在がありがたいな、大好きだなと思っていて、今回の機会をくださった監督に感謝だなと思っています」と頭を下げた。

 

 また、山崎は「撮影は1年以上前のことで、萌音も髪の毛がピンクで、私もその当時は髪の毛が短くて、少しの変化なんですけどこんなに月日の流れを感じたり、これだけ温めてきたのがついに公開できたということで、ここまで導いてくださった方々に感謝だなと思っております。監督もありがとうございました」と感謝すると、池田監督は「今日はたくさん感謝していただけて、こちらこそありがとうございます」と声を弾ませた。

 

 

 テンションの高低差が激しい光という役を演じる上で、感情の部分で苦労したという上白石は「私、普段とても省エネな生活を送っていて(笑)、怒ったり喧嘩したりするのが面倒くさくてやらないタイプの人間なんです」と光とは真逆の性格だといい、「光は真正面からぶつかって、人を罵倒して『使えねえな!』って言うシーンもいっぱいあったじゃないですか。そういう、人に汚い言葉を使うと、監督が決まって『もっとやれ!』って言うんですよ。そのシーンを撮り終わってお家に帰ってお風呂に入ったら、(お腹あたりに)バーって赤いブツブツがあるんですよ。人に悪口をいうストレスで湿疹が出ました(笑)」と告白。

 

 これに池田監督は「ごめんね…。それ今初めて聞きました。本当に申し訳ないです」と謝罪し、「光はものすごいパワーを必要とする役で、萌音ちゃんは自分の限界を考えていないんですよ。自分という枠をどうしたら飛び出せるか考える役者さんで、それがたぶん蕁麻疹に繋がったんだと思うんですが、作品のその光のパワーを萌音ちゃんが込めてくれたことで、ものすごく面白い子に出会えたなと思っております」と上白石を称えた。

 

 

 そんな光のパワーを受ける立場だった山崎は、演じる上で大変だったことを聞かれると「常に受けるお芝居で、光の怒りをぶつけられたり、会社の上司に方にもまれたりして、受けるほうも大変なんだなと思ったんですけど、光がパワフルにやってくれる分、それだけ振り回されてエネルギーをもらえるので、萌音ちゃんに感謝しています」と笑顔を見せ、上白石のように湿疹などは出なかったか心配されると「日々、溜まるものがあったので、(ASIAN KUNG-FU GENERATIONの)『リライト』を歌うシーンは最高でしたね(笑)。橋の上で初めて言い合いになるシーンで泣きすぎるくらい泣いちゃったんですけど、それくらい溜めていたものがあったんだなって思いました」と苦労を明かした。

 

 これに池田監督は、慌てた様子で「今のお2人のお話を総合するとすごくキツいだけだと思われそうですが、楽しい現場でしたよ!」とフォローして会場を沸かせると、上白石と山崎も「嘘に聞こえるかもしれないですけど、楽しかったですよ」と声を揃え、加えて上白石は「アトラクションにずっと乗っているような、息つく暇のない日々でしたが、あんな経験はなかなかないですし、こういう役でもないと髪もピンクにしないですし、本当に尊い日々でした」と感慨深げに語った。

 

 また、本作での注目ポイントを質問されると、山崎は光のごちゃついた部屋のシーンを挙げ「隠しネタがあるんですけど、実は私が衣装合わせで着て行った私服の白いセーターが汚れちゃって、その場で着替えて捨てようとしたら、スタイリストさんから『ちょうだい。光の部屋用の(小物)を探してるの』って言われて(笑)。なので私の実際の私物が光の部屋にあるんです。映画に貢献しました!」と打ち明け、上白石は光と希の行きつけの飲み屋のシーンを挙げ「実際に監督の行きつけのお店で、クランクアップ後に私も連れて行っていただいて、監督のボトルを開けてカラオケをしました(笑)。もし映画をご覧いただいて、この飲み屋いいなと思ったら、経堂に行けばありますのでぜひ行ってみて下さい(笑)。もしかしたら(上白石たちが)飲んでいるかもしれないので」とオススメした。

 

 挿入歌『スリープ(Covered by XAI)』を歌うXAIは「いつかお2人とご一緒できたらなと思っていたのですごく嬉しかったです」と目を輝かせ、レコーディングをしての感想を求められると「今回、ASIAN KUNG-FU GENERATIONさんの『スリープ』のリアレンジのバージョンを挿入歌として歌わせていただいているんですけど、聞いたときに“自分の歌だ”って思えました」といい、「落ちサビの歌詞を見て“私の歌だな”って思えて、それって映画の中での光や希の姿勢もそうですけど、これからこの曲を聴いてくださる方が、“私の歌だ”って思ってくださる方がたくさんいるんじゃないかなと思って、そうなったらいいなと思いながら歌っていました」と期待に胸を膨らませた。

 

『スタートアップ・ガールズ』
2019年9月6日(金)よりTOHOシネマズ名古屋ベイシティほかROADSHOW

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