小島一宏の小自慢話VOL.128 | C2[シーツー]BLOG

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川本 朗(カワモト アキラ)▶名古屋発、シネマ・クロス・メディア
C2[シーツー]の編集・発行人。 毎月30本アベレージで、
年間300本以上を鑑賞。“シネマ・コネクション”を
キーワードに、映画をナビゲート!
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同学年のみんなで作る“生まれた年”の物語!
『ALWAYS 三丁目の夕日 '64』山崎貴監督


$カワモトアキラのモット映画!

4年ぶりに、また“あの住人たち”に会える!『ALWAYS三丁目の夕日 '64』~前作から5年後の物語を、役者たち(特に子どもたち)にリアルに年を取らせて紡いだ物語は、前二作をさらに超えてきた感がある。『トイ・ストーリー3』に背中を押されたと、山崎貴監督が笑顔で語った3作目。前作の記者会見で、薬師丸ひろ子さんが「次は監督や堤真一さんと私が生まれた'64年で」と話したのが始まりらしい。そうなのだ、幅広い世代に愛される感動作は“僕と同学年”の皆さんが中心になって作っている。それだけで誇らしい気持ちになる。また今作で、やっぱり監督と僕は“感覚が近い”と確信した。思い切り心揺さぶられ、嫌というほど泣かされた。あらためて『ALWAYS』の“土台”は何かと尋ねると「幸せ探しだと思います」と監督。今作でよりはっきりしたそうだ。その“目で見えないもの”を描くために、最新のCG(VFX)や3D、さらに(アナログな)ミニチュア製作のワザも駆使する山崎組。実はアレがフルCG? ミニチュア? と驚く話もいろいろ飛び出した。東海ラジオでのインタビューを是非お聴き逃しなく。それから…茶川さん(吉岡秀隆)が出版社で編集長(大森南朋)と話す後ろに、実は僕もいる。『ALWAYS』初登場! 同じ学年の“仲間”に入れて貰った気分だ。学年も感覚も、バンプ・オブ・チキン好きも(今作の主題歌もいい)iPhone 4S ユーザーってことも一緒の山崎監督。出会ってから11年、彼がどんな作品を撮り続けるか、今後も楽しみでしょうがない!