分割払いによるクレヒスへの影響 | もっともっとブログ
2023/10/21

クレジットヒストリーとは

credit(信用)history(履歴)のことで、金融にまつわる経歴のことをいいます。
クレヒスと略します。

そのような個人の履歴を記録・保管している機関があり、「信用情報機関」といいます。
現在日本で3つ存在します。

creditといいますがクレジットカードの履歴だけではなく、カードローンや銀行での自動車や住宅などのローン、スマホを分割払いで購入したときもその情報は記録されることになります。

審査の上で、クレヒスは必ず確認される

カードローンやクレジットカードの契約をする場合は、当然審査が行われることになります。
そして、審査ではクレジットヒストリー(クレヒス)の内容が契約の可否を判断する重要な要素になります。
クレヒスに延滞中などの事故記録があれば、審査に通るのは大変困難になります。

ちなみに、クレヒスに履歴が全く無いとこれも懸念事項になり、過去に自己破産等を行ったためクレジットカードを持てなかったのではないか、もしくは長期間服役していたのでないかなど疑われます。

つまり、現代では未成年でも無い限り、クレジットカードを持っていたり、高額な商品を分割払いで購入するなどを行っていることが当然と思われているのです。

スマホ端末の分割払いも記録の対象

実は気に掛けている人はあまりいませんが、スマートフォンの分割払いもクレヒスに登録されます。

電話の利用料金は滞納しても電話の利用を止められるだけで済みます。
これは信用情報に記録されません。

しかし月々の支払いの中にスマホ端末代金の分割払い分が含まれていてこの支払いが滞り、その状態が2~3か月続いた場合、信用情報機関に事故記録として載ることになります。
購入したキャリアの契約書を見ると、契約内容や支払情報を信用情報機関に渡すと記載されています。

従って、きちんと返済を続けていればクレヒスに問題はないものの、返済未納の状態が続き、督促を無視し続けていればクレヒスに延滞の旨が記載されます。

こうなると各種カードや銀行ローンなどの審査通過が大変難しくなり、申し込んでも立て続けに審査に落ちるということになるでしょう。
何か特別なリストにでも掲載されているのではないかと疑う方もいます。
これがいわゆる「ブラックリスト」の始まりですが、実際にそのようなリストは存在しません。

なお、電話料金とスマホ分割払い代金は合算して請求されるため、電話料金を未納にして機種代だけを返済するということは通常できません。

事故情報あり(ブラック)でスマホ・携帯の新規契約はできるのか

過去に携帯代金を支払わなかったり、事故情報(自己破産や債務整理などのこと)など、そのような前歴のある方が新規にスマホや携帯電話を契約することはできるのでしょうか。

携帯会社は契約時、何をみるのか

携帯会社が審査時どこを見ているかを知ることで、新規契約が可能かどうかを判断できます。

携帯会社はまず、自社・同業他社での取引状況(強制解約や未納、延滞履歴のチェック)を見ます。
そして本体の分割払いを希望している場合に限り、支払い状況に遅延などがないか信用情報機関に照会をします。

携帯会社間では事故のあった顧客の情報をやりとりするようになりました(平成11年4月から)。
昔事故を起こした会社と再度契約しようとしても、無理であることは明白です。

では昔事故を起こした会社とは別の携帯会社で新規契約する場合ですが、例えばS社で未払いのまま逃げ続けた後、A社で新規契約を試みようとしても、その情報は共有されており筒抜けですので無理だということになります。

分割払いか、一括払いかで異なる審査項目

一括払いの場合

本体の一括払いの場合、携帯会社間でやりとりしている履歴のみを参照します。
一括払いの場合、信用情報機関に照会は行いません。
スマホ端末の分割払い延滞や、カードローンの返済事故があったとしても確認されないことになります。

その為携帯会社間での返済事故(電話料金未納等)のみ考慮されます。
電話料金の未納や延滞に関しては利用者の不手際なので、マイナス材料になります。
しかし逆に事故さえなければ、複数台の携帯・スマホの契約が可能です。

分割払いの場合

現在、スマホやタブレットを購入する場合、価格が高額なため分割払いを取り扱う店舗が非常に多くなりました。
分割された代金は毎月の利用料金に上乗せされて、契約から数年間で支払い終える、という内容になっています。

分割払いを利用する場合は、前項で述べた携帯会社間の履歴の参照に加えてさらに、信用情報機関に自身の金融履歴を参照されることになります。

この信用情報機関に記載されている金融履歴は携帯・スマホに関することだけでなく、住宅ローンやカードローン、クレジットカードの利用履歴も参照できます。
これらの履歴の中で事故と言われるものは、未納、延滞、債務整理、自己破産などです。

事故がなければそれで問題ありませんが、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠に関していえば、今まで無事故であったとしても、借入の”枠”が大きいだけで懸念材料とされることもありますので注意しましょう。

一括払いの時と違う点は、別の機種を持っており(自社・他社問わず)、現在それを分割払いにしていて、さらに新規契約予定の機種でも分割払いを検討している場合、審査の上で懸念事項となることです。カリビアンコムダウンロード

現在原則5台まで個人では契約できますが、これは全て一括払いであったり、分割払いを終えたあとに台数を増やしていくなどの方法でなければ難しいでしょう。

分割払いを同時並行して所有するとなると、事故がなくても新規契約できない可能性があります。

しかし携帯会社としては売りたいという気持ちもある

信用情報機関に延滞や債務整理などの事故情報がある場合、新規にカードローン・クレジットカードなどの契約は非常に難しくなります(無理ではありません)。
ただ、携帯・スマホの分割払い契約は、カード類の契約と比べると易しいといえます。

この審査通過の難易度ギャップが何故存在するかというと、企業側の”売りたい気持ち”の強さにあります。
携帯会社からすると、多少の未回収リスクを背負ってでも利用者を多くしたいという気持ちがあります。
さらに現在ではスマホ本体が高額であるため、分割払いも致し方ないという事情も拍車をかけています。

カード会社も利用者を増やしたいという思惑はあるものの、リスクと天秤にかけると多少狭き門(審査)になってしまうのです。

まとめ

携帯会社ごとで審査項目は全く同じわけではありません。
また100%人が判定しているのではなく、コンピュータシステムも判断に加わっているため、詳しい第三者や店員に聞いても審査の結果は分かりません。

落ちる確率が上がる項目としては、既に分割払いを行っている、過去に延滞や未納があった、あとはクレーマー認定なども挙げられます。
通過の確率が上がる項目としては、一括払い、過去の事故情報なしなどです。
これらの総合ポイントで決まるのです。

現在若い方に多いのは、新規契約後すぐに未納になるというケースです。
これがもし一括払いで払っていたのなら携帯会社だけに電話料金未納の履歴が残り、次回の電話の契約が難しくなります。
しかし分割払いで未納になると、携帯会社に電話料金未納の履歴が残るだけでなく、信用情報機関にも未納という事故履歴が通知されます。

こうなると例えば結婚後、住宅ローンや自動車ローンを組む時に非常に大きな障害となってしまい、人生設計において困った状況になっています。

どうしても支払うお金が手元にないときは携帯会社に電話したり、近くの店舗へ行って相談することをおすすめします。いちごキャンディ安全性


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