信用と魅力の作り方

「レバレッジ(てこの原理を使え）」っていうのが　一時期めちゃくちゃ流行ったのよね。

 そんなにシャカリキなってやらなくても、てこを使えば　ちょちょいのちょい！じゃない？
楽に行こうよ！！

という理論だったと思う。


確かに　てこの原理って　小さな力で大きなものを動かす知恵だもの。
仕事や人間関係に活かすっていいかも！！と　『レバレッジ』を提唱するグループに所属したこともあったんだけど


まあ、当たり前だけど
誰だって「支点」にはなりたくないよね。踏み台になるんだもの。



助け合いたいなって思ってはいるけど、人のことにかまっていられる余裕のある人は
私も含めて　誰もいなくて　

てこの原理を活かさないと何も動かせない　
能力も実力もなく、非力で何もできない。それなのに大きな結果や賞賛を得たい人が集まっていた。


レバレッジさえ効かせることができれば　自分だって特別で偉大なキラキラした人になれる！！と
人生一発大逆転をガチで狙っている　それはそれは愚かな人になっておりました。

すごくワクワクしていたし、

深いようでどうでもいい議論にも付き合ってくれたし、私のことを怒ったり否定するような ひどい人はいませんでした。

恐ろしいのは　愚かな自分と愚かな環境にいると　それが当たり前で普通で　
自分がおかしいことになかなか気が付けないこと。



しかも、まともな世界の常識や習慣は　おかしな世界にとっては、とんでもない悪習に思えること。

当たり前のことしか言わない口うるさいじいちゃんのお説教が苦痛でたまらなかったし　　
ひどくつまらないことをやれと言われているみたいで嫌いだった。

自分はつまらないことをする　つまらない人間だとは思いたくなかったし
地味なことをやると　地味な人間になると信じていた。

自分がつならないことを認めてしまえば　すばらしい人よりもすばらしい信用を得ることができて
地味なことを認めてしまえば　華やかな人よりもすばらしい魅力を発揮できるのに。
 

 

人生は一発逆転の掛け算ではない
掛け算は０を掛けてしまったら０になる

人生は足し算がいい
地道でコツコツと目には見えなくても
信頼や信用は積み重ねが大事

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