動けなくなるという幸せ

断食ならぬ　断物。
物欲を絶つキャンペーンをしています。

あ、お金を使わないというわけではないです。
断食だって必要な水分とか栄養は摂るでしょ？

生きていくのに必要な最低限の物だけを買って、欲しいもの、不要なものを絶っているんです。



ちょっと気の利いた小道具や、目新しい道具、ユニークな小物なんかが好きだから物が増える。
断捨離はノーサンキュー派です。

特に文房具は目がなくて　チタン刃とか　エンボス加工とか　
いろんなのハサミが4本も。（なぜか眉を整えるハサミも入ってた）
どの文房具も使ってあげられるように　しかるべき場所に整頓。　

いろいろ止めて見ないと　人間って習慣の生き物だから
自分にとって不要なものがよくわからないし、
欲しいものも見分けられないから。


生きていくギリギリ最低限なので　
シャンプーもトリートメントも洗顔料もしまいこんで石けんで全身洗ってみて

書くのが好きだからノートやらメモ帳もいっぱいあるんだけど
紙は裏どころか隙間なく書き倒しております。



夫も息子も外仕事なのもあって　わりと洗濯物は多いんだけど
毎日洗濯機を回していたのを　週に2回にすることにして
それがきっかけで　いろいろ止めてみようと思い立ったのがきっかけ。

蛍光灯が切れたけど　買い置きがなかったので　暗いままにしてある部屋には
服を全部置いてあるので　
お風呂に入る前に着替えを取りに行くときは　仏壇のろうそくをもって行くのよ（笑）

それが毎日のことだから　リラクゼーションに灯していたキャンドルを
仏壇に置いたり　部屋の明かりにも使うようになって、かえっていい感じ。



それも　1週間、今日で終わり。
使わなかったものはそのまま箱にしまって、
そのまま半年使わなかったらバザーに寄付する。


断金とかもおもしろかったよ。
数年前から君塚家の食費が月4万円（米代含む）予算になったのは断金の結果です。
おかげで　「欲しいものがガマンせずに買える程度の貯金」以上の資産形成もできるようになったよ。 



立ち止まるって　大事です。
動くのを止めたとき　感じ始めるから。


私のブログとかメルマガでも　反響が大きいのは　
私が立ち止まざるを得なかった時のこと。

夫とのこと、息子とのこと、仕事のこと、お金のこと、大病のとき・・・

どうしようもできないトラブルに見舞われて
どうにかしなくちゃいけないのに　やることなすこと裏目に出て、
人が去り、お金も尽きて　いろんなものを失って　ついに止まる。

頭まっしろの思考停止。感情だってショック状態、泣きつかれて怒りはてて止まる。



そこから再生が始まるのです。
きっと、生命力の源泉、再生のスイッチって　心の奥深いところにあるんだと思う。

その心の底から湧き出る生命力に　思考や感情を従わせる力のことを「知性」といったし
生命力を反映させた思考や感情のことを「知恵」と昔から呼ばれていて

生命力を使わず　思考や感情だけで完結させる人のことを「浅はかな人」とたしなめた。



どん底の体験に注目が集まるのは　
”他人の不幸は蜜の味””こいつよりはマシだと優越に胸をなでおろす”ことも確かにあるけれど
知性や知恵のはじまりに触れることができるからだと思うのです。

今月、朝8時と　お昼12時に　15分だけ立ち止まって　自分の命を感じていました。

毎日　少しだけ立ち止まって　命から始める。
すごく面白かったよ。

そんなリトリートに興味はありますか？

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