自分らしさを気取ってやがる とんでもねえ性格ブス

親友に薦められて読み始めた
マンガ「凪のお暇（なぎのおいとま）」

凪のお暇　１ (A.L.C. DX) Amazon

ドラマ化されて人気沸騰だったので　ご覧になった方も多いかもしれませんね

君塚も例外なく　ドはまりしております。

なんせ　どの登場人物も嫌いすぎて！そして心当たりがありすぎて！！！(泣）
主人公の凪ちゃんなんて　ほんっと一番嫌いなタイプなんですよ。


「空気読みすぎ潰れちゃった」なんて被害者ヅラだけど　実は保身の塊で人に興味がない。
彼も　会社の同僚も全然大事じゃないから　全リセットできちゃって　引継ぎもブン投げられる。

それで「人生やり直し中♡」　なんて・・・ああ、絶対仲良くなれないタイプだわ。
 

もちろん　そんな切られ方をした　（モラハラ男ということになっている）元カレが追いかけてくるわけですが、実に辛辣です。


息子たちは　主人公の凪ちゃんに同情的で
「どうしてこんなに頑張っているのに『自分らしく気取りのブス』とか　言われちゃうのかね・・・」と悲しんでいたけど

凪ちゃん視点じゃなくて　元カレ視点でもう１回見てみ？とアドバイスしたら

「ほんとだ！自分らしさを気取ってやがる　とんでもねえ性格ブスだわああああ！！！」と叫んでました。



ほかにもクセの強い登場人物がいろいろ出てくるんだけど

どいつもこいつも　激しく嫌いだ。

しかも、恐ろしいことに　
どのキャラにも思い当たるフシがあるのですよ。
（モラハラ元カレにも　ドブスな凪ちゃんにも）



いろんな人が　自分を取り戻していく　成長物語なんですけども

人の成長とは　かくも醜く、こっけいで　愚かなのかと　笑えて来ますね。




私も　自分のことで精一杯すぎて　人のことには全く関心を持てないことは　今でも当たり前にあるし

自分を大切にしたくて　自己愛が暴走することも少なくありません。

幸せな時間を増やしていこうとすることが　「みんな私より　ちょっとだけ不幸でいてもらいたい」という
選民意識や優越感にすり替わってしまうこともあります。



人間だものねえ。

そういうのも　含めての私だもの。


 

困ったもんだ。
そういう自分に出会えるから　はまっているのかもね。

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