大切にすべきは「雨の日の友」 | 夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

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どんな状況でも自分らしく好きな生き方を選ぶ力を身に着けても、
たくさんの協力者に恵まれて夢のような毎日を送ることができたとしても
それで「完璧な人間」ということにならないのは 誰でも経験があること。

誰だって不調の波に襲われることがあります。



仕事はうまくいっていたとしても 自分や家族、親しい人の体調の異変や
ペットの死、師と仰ぐ人の老い、天変地異・・・・・。

恐怖が目の前に迫り、時間に追われ、途方に暮れ、万事休すと感じたり、
あるいは無力感にとらわれることだってあります。

ただし、力を失ったままでいることはむつかしいのです。
できるだけ早く自分を取り戻す決心をすることになるでしょう。

ヘレン・ケラーの言葉を私なりにアレンジするなら
「ひとたび飛ぶ喜びを知ってしまった者は、地べたを這うことに満足することができない」

私が関わった人たちも、たとえどんな状況に置かれても 
もう一度飛ぶ努力を惜しまない人が多いです。

昔、オールアバウトで「話す技術・伝える技術」のガイドをしていた時
いろんな人の取材をさせていただきました。

その時にすべての取材相手の口から
もっとも苦しい時期を乗り越えることができたのは 友達のおかげだという話を聞きました。

これまでと違ったことをすると 身近な人を驚かせてしまうことも多いです。
あなたが成長しようとすると 警戒心を抱き 押しとどめようとすることがあります。

「あなた、もう40過ぎよ?そんなことできるわけないじゃない」
「私の目の届くところにいなさい。それが一番安全なのよ」
そういったことを言う人がいると 私は黙ってそばを離れました。

案外要注意なのは
「大変だったんだって?」って それはもう うれしそうに来る人。
すごく優しくしてくれるし 
「そのままでいいんだよ」ってなぐさめてくれて
話も聞いて いいこ いいこしてくれますけど
かわいそうな人大好き! っていうマインドの人です。
支えるどころか あなたが浮上しようとすると 引きずりおろしに来ます。
全力で逃げなきゃね。

行く手を遮るような友達ではなく
「目標を達成する途中 たとえ醜い姿となったとしても どんなあなたも
それでもあなたは素晴らしい」と言ってくれる友人。


そういってくれる人は どんな人でも一緒にいる価値があると思うのです。

私にも何人か そういった男女の友人がいます。


たぶん 一緒に仕事をすることはこの先もないだろうし
だから 仕事の話を聞いていても「そんなことがあるんだ」くらいで
アドバイスもろくにできません

Facebookやブログでも 写真は公開できない人も多いです
(役職が付いていたり、従業員のSNSを監視する立場の方もいるので)

お互い忙しい身なので なかなか会えなかったり
会えたとしても 手のかかる相手だったりしますけれど(笑)

うまくいかない自分 結果を出せない自分 弱い自分
逃げ出したい気持ちでいっぱいの自分 
そういう自分にも価値があることを思い出させてくれる人。 

 
とっても大切ですよ。


そんな友達って、なかなかいないと思うのです。

どうやったら できるかって?

あなたがまず誰かに そうしてあげればいいんです。

支援を惜しまず、将来の夢を語り合い、痛みを分かち合えば。

その人の存在そのものを「すばらしい」と称賛すれば。


 

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