楽しい育児はふざけた育児 | 夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

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20世紀が終わるころ 長男が生まれる少し前
「サイレントベビー」という言葉が大流行した


泣かないし笑わない。表情に乏しく、自閉傾向がある赤ん坊のことで、


それは母親が抱きグセが付くからと抱かないからで
授乳の時も視線を合わせて笑いかけないからで
やさしく声かけをしないかで
そうやって自分の子供に向き合わないから 赤ん坊が世界をあきらめて自分の中に閉じこもった結果だと言われていた

 


精神医学でも小児心理学でも正式なものではない「サイレントベビー」という名前が独り歩きして 
親として全力で避けなければいけない「疾患のようなモノ」になっていた。


ほかにきょうだいがいるかとか
面倒見のいい隣人や 関係が良好な実家の存在とか
両親が自営だったり 育児休暇が取りやすい職場なのかとか
赤ちゃんの体質や個性、両親との気質の相性とか そういったものは全部ふっとんだところで

『視線を合わせて ほほえみかけましょう。
ゆったりと抱いて、低めの声でないと赤ちゃんは不安になります』

みたいなことが大まじめに語られていた。

まるで「子どもを正しくかわいがるということはこういうことです」
「自分の子どもと向き合うということは、これ以外にはありえません」と決まってしまったかのようだったし
「おむつが濡れているのに泣かないなんて この子は自閉傾向があり、よろしくない」 
「一人で何時間もいられるなんて、乳児として異常である」

と、生来ぼんやりしている子や もともとおとなしい子は疑いの目を向けられることがあった


”1晩中 安心”な紙おむつで放置なんて 育児放棄、虐待である
なまけ者でずっと寝ておきたい母親の怠慢の犠牲者で サイレントベビーはつくられていく
みたいな特集が育児雑誌でも組まれていたりしていた。

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長男はとっくに成人したし 時代は21世紀になった。
そんなアホなことはもう30年近く前の話だと思ったら


今どきの生活には必須なスマホを見ているだけで育児放棄になるそうだし
奥さんが持ってきた息子の発達診断の結果に「へえ・・」と薄い(ように見える)リアクションしただけで
「親として向き合っていない。息子から逃げている」ということになって 
妻が怒って子どもを連れて実家に帰ったんですけど
どうしたらいいですかねと 冗談みたいな話がいまだにあるんだなあ・・・・

 



笑えないのは まじめできちんとした誠実な人ほど ぶっ壊れるときも大マジメだってこと

そして、いつの時代も 「楽しそうにしている=ふざけて楽をしている!けしからん!!」と叫ぶ人はいるっていうこと。





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