私 ブログが好きでね。
まあ 本も好きだけど 偉い人が書いた本よりも
普通の人の実体験とかの方がすごくお面白くて。
友人の高島智さんのブログもよく好きで見てる。
そんな中でのこのお題ですよ。
不登校の解決って・・・
実際の不登校児（中学も高校も半分くらいしか行ってないです）としては
進学とか就職にはやっぱり影響大きかった。
当たり前だけど「反抗的」「集団生活ができない」とか内申書はボロボロだったし
まともに通っていた子たちと同じ選択肢はなかった。
でも、よくよく考えたら 内申書をもって判定されなきゃいかんのは 入試とか 就活の時だけなんだよね。
入学してしまえば 不登校だったかどうかはあんまり関係がないし
入社してしまえば やっぱり不登校だったとか採用担当くらいしか知らないことだし。
それなのに
「今度こそはうまくやるぞ！」と意気込み
「学校に行かなかったことがハンデにならないように 取り返していこう！！」と
周囲も私自身も息巻いていた。
※そうやって中学の不登校だったプレッシャーになって 高校でも学校に行けなくなった
それなのに
就職してからだって
「学校という特殊な環境が合わなかっただけで 社会生活はちゃんと送れるはず！！」とか
リベンジかまして 今思えばけっきょく自滅した感がハンパない。
不登校だったけど！
神様と交信できる特殊能力が目覚めるわけでもなく
英検1級とかサクッと取って 大学なんかも史上初！飛び級で卒業！！
海外に移住したら天才性を発揮！なんとIQ２００超えだった！！！
そういう妄想も止まらなかったけど
（そりゃあ 普通の子といっしょにいたらつらいわよねえ 不登校も仕方ないわよねえ）
って 誰かに言ってもらいたかったんだと思う。
世界中のあらゆる人が 納得できるような
「あなたが悪いわけじゃなかったのよねえ」が欲しかったんだと思う。
母も担任の先生も めちゃくちゃ心配してくれたし、どうにかして学校に来れないかと尽くしてくれたけど
私の場合は「理由があって行かなかった」のではなくて 「どうしてかわからないけれど 行けなかった」のであって
いちばん不登校な自分が許せなかったのは 自分だった。
特にいじめられていたわけでもないし 友達もいた。文化祭だって修学旅行だって楽しみにしてた。
体育は大嫌いだったけど 国語や美術は大好きだった。
それなのに なぜ昇降口に立つと どうしようもなく涙が出て 足が震えだすのかわからなかった。
理由がわからないから 改善のしようがなかった。
学校に行きたいのに 行けなくて、部屋に引きこもるようになった。
泣いてばかりの自分がイヤだったけど どうしようもなかった。
ウツウツとした気持ちで動けなくなっていたのを
怒りや競争に昇華できるようになってから 全速力で進み、勝ちたがりの私になっていくのは
20代の後半になってから40代になるまで続く。
※自分を責め続けるウツ状態であろうが
他人を打ち負かす戦闘モードになろうが 自分の感情に向き合わないのは同じなんだけども
不登校に関していえば、決着がついたのは
私の場合は、生活に不登校だったことの影響がゼロになってからだなぁ。
自分の中で「不登校だろうが 不登校でなかろうが どっちでもよくない？」と決着がついてから。
20代後半くらいまでは ”不登校だった経験”が人格に良きにしろ悪しきにしろ アイデンティに影響してた。
ニュースを見ていても
「不登校だったのに大きなことを成し遂げた人」に目が行ったし
「不登校だったから反社会的な事件を起こした人」に胸が痛んだ。
息子が
「今日は学校行きたくないなあ」って言うと ドキドキしてた。
このまま聞き流した方がいいんだろうか？それとも話し合った方がいいんだろうか？？って悩みすぎてハゲそうだった。
ただ、そのうち どこかで
「え 不登校関係なくね？」
って当たり前に思うようになったんだと思うのです。
そこで やっと不登校に決着がついたんだと思うのです。
”私という存在”と ”不登校”が結びつかなくなった。
不登校に 私の存在が飲み込まれてしまうほど 大きく肥大したバケモノに育てたのは
私自身なんだと気が付いたとき いろいろ終わるのかもね。
似たようなので ”離婚”も”失業”も ”失敗”も”挫折”とか
そういうの いろいろあるけど。
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