盾になりたい

私は私の盾になりたいのです

泣いてばかりの私が　しっかり嘆き悲しめるように

世の中の何もかもが許せなくて　怒り狂い呪っていた私が
しっかり人のせいにして怒れるように

人のものがうらやましくて仕方がなくて　自分のものには不満ばかり言っていた私が
しっかり不平不満を言えるように

自分を守るということは　
けっきょく人を守るということ。

「今の私は違うけどね」とか　そのころの私を否定しないで

愚かで　未熟で　傷つきやすく　怒りっぽい

そのころの私のままで　
幸せになり　希望に満ち　たくさんの人と心を通わせるように
私は私の盾になりたいのです

だからこそ、嘆き悲しむ人のことを理解できるし
人のせいにして怒ってばかりの人に敬意を持てて
不平不満しか言わない人に親切にできる

それがとってもとっても幸せなことだから
私は私の盾になりたいのです