成功することに興味がなくなったら 幸福になった | 夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

お金のこと 仕事のこと 暮らしのこと
豊かに幸せに 最高の人生を創りましょ

クラスでも「好きな人と2人組になって」という号令にはいつもあぶれる人で

美人だと言われることなんてなかったし
一生懸命心を尽くしても 割の合わない貧乏くじを引くことが多かった身としては


すごくみじめな気持ちでいっぱいだったし
親切にしてもらっても 期待に応えられなくて申し訳ないことになってばかりだった。




「いつも姉ちゃんのお古ばっかりだ」とぼやく妹は
もう絵柄の古くなった少し流行おくれの振袖で成人式に出ていた
私は第1子だから 当たり前に振袖を作ってもらえたけど 

そもそも私はお古だろうが新品だろうが気にならないクチで

「振袖はレンタルがいいって言えばよかったんだな。
私のそういう気の利かないところが、人を傷つけて2人組になってもらえない原因だよな」と猛反省したけど 

だからといって もう社会に出て働いているのに、姉として 妹の晴れ舞台に振袖を新調してやるどころか 
レンタルしてやるくらいのお金も用意できるわけでもなく、もうどうしようもなかった。
一生に一度の成人式どころか、妹はいつもお古はイヤだと言っていたのに。



反省だけならだれでもできるよな。
もっとちゃんと人のことも考えて行動しよう



そう気配りすればするほど
顔色をうかがうばかりで そういう態度がさらに人をイラつかせた。
喜んでくれるのは 人にめんどうなことを全部押し付けたい 私を大切にしてくれない人だけだった。 





お互いを高めあい、思いやれるたくさんの人に囲まれて
いろんなことに気づき、新しいものに出会って、大いに笑い
豊かになりたい。
どこにいっても なんだかいたたまれなくて 
みじめな自分はサヨナラしたい。こんな自分を見ているのはもうたくさんだ。

つまり 成功したい。




自己啓発の沼にはまったのは そういうことだと思う。



「沼」っていうのは つまり



不幸そうな人を見ると「こんな風にだけはなりたくない」とイヤな気持ちになり
幸福そうな人を見ると「どうして私はああいう風になれないんだろう」ともっとイヤな気持ちになった

いやなことからは全力で逃げ
いいことにすらケチをつけていたから。




幸福にあまりにも縁遠くて 幸福な自分がぜんぜん想像できない。
だから「幸福そうに見えること」と形から入るっていうのもアリだけども




幸福そうな「記念日はオシャレなレストランに予約★」に同意しない家族に怒り狂い

幸福そうな「結婚記念日は 子どもを預けて恋人気分でデート★」に よりによって前夜にぎっくり腰になる自分に絶望し

幸福そうな「夫が全部家事やってくれちゃうの★」に 夫の片づけのセンスに離婚したい病がこじれる

幸福そうな「高めあえる心友たち(「親友」じゃなくて「心友」は誤字じゃない)★」にうっかり愚痴を吐こうものなら「あなたもクレクレ星人ね」とブロックされてしまうので 前向きなことしか言えなくていつも緊張でヒリヒリする



セミナー代を便利なクレジットカード払いで支払っていることは「お金がないのかな」と思われるといけないから絶対にバレてはいけなかったし


有益な情報交換がされる交流会でも 飲み物だけを注文しているのは
緊張で何ものどを通らないのを悟られないように
「いま 自分をクリアにするためのファスティング(断食)中なの」と言い訳していた。










成功したいと願って それは叶っていたかもしれないけれど
成功=誰から見ても幸福そうに見えることだった

それよりも ただただ幸福でありたい








けっきょく私も含めて うちの家族は非日常よりも
日常を愛していて

家から15分くらい歩いたショッピングモールで買い物に出かけた先で
「たまにはイタリアンでも行きますかあ」と夫につれていかれたのはサイゼリア(笑)
※ 前はオシャレなワインバルでもない サイゼリアみたいなファミレスは貧乏な気に満ちていると悲しくなってたなぁ。なんでだろう。
家で作れる程度の料理を外食する意味がわからなかったけど、
今となっては家で作れる程度の料理を わざわざ外食する贅沢 ぐふふ。




あんまりおなかがすいていなかった私は「スタバもあるよ」と言ったけど
「さっきカルディで(無料の)コーヒー飲んだから コーヒーはいらん」と却下されて
※夫は食べたいもの・飲みたいものがハッキリしている人なので 「何が食べたい?」とか聞いてくれたことがない。
前はこういう夫を「自分が食べたいものを私に押し付ける人」とモラハラ扱いしていました。
私はなんでも美味しく食べれる人だから聞かれなかっただけなのに。今考えるとホントに変なこと考えていたなぁ。



サイゼリアで小さなグラスワインとパスタを2人で分け合って食べて 
ほろ酔いで帰るなり 夫は「なんか眠い」とわざわざふとんをひいて昼寝してる。

※夫は「一口だけちょうだい」をよくやる。「半分こ、しよう」も。
それが『一杯のかけそば』みたいな 食べたいけどケチって分けるみたいでイヤだったけど、
夫はなんでも分け合って「おいしいね」って言いたいだけ。
食べたらすぐ眠くなって、私をほったらかしにするのも気に食わなかったんだけど、
実は夫はこういうの、気を許している人にしかしない。

ほんっとに、私は夫の何を見ていたんだろうな。

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ちゃんと夫の隣には私のまくらも置かれていたんだけど、
私は庭の洗濯物が風に揺れているのを見ながら 今日買った本を縁側でウトウトしながら読んで。 

※夫は自由な人だ。自由な人は人を自由にする。
さりげなく親切だけど、相手がそれを受け取らなくても すねたりしない。







すごくぜいたくで、
むちゃむちゃ幸せだ。




あんなに憧れ続けたのに ぜんぜんご縁がつながらなかった素晴らしい人たちが
当たり前に友人としてとなりにいる。
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耳障りの良い言葉を使って
興奮や高揚感で駆り立てるように感じるのは
情熱だとか、好きなことでもなく やる気があったわけでもない。

あれはワクワクというというよりも ノリと勢いだった。 



成功するには アドレナリンを吹き出しながら走り続けるのも有効かもしれないけれど
そういうの、幸せとはあまり関係がないかもしれないですね。







あらゆる豊かなすべては 成功の中ではなく 幸せの中にありました。



成功よりも 幸福を語り始めると、
悩みが消えて いろんなものが始まる。


どうしてあんなにも成功を求めていたかというと
幸せになりたかったから。

でも、幸せになったら成功した。
順番が逆だったんだねえ。

 


 

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