少し前に「やりたいことをやって 楽しく生きるのに必要なたった一つのこと」というお題でいろんな方が参加してくれたのですが
なんつーか・・・個性出るなあ・・・
「好きなことをやって楽しく生きるために何を大切にするか」というよりも
人生全般で何を大切にしている人なのかが色濃く出ている気がします。
私自身 もともと 好きなことってぼんやりとしかなくて
あんまりやりたいこともピンと来なくて気が散りやすい性分でして。
（だから 好きなことで楽しく生きるのには 私の場合 集中力がいるって答えが出てくるんだろうけれど）
そんなんだから 来年のやることリスト１００も なかなか増えていかなくて。
それも「３日間予告なしに姿を消す」とか なんじゃそりゃっていうものだったり。
（でもやってみたいのデス。）
今はそんな感じ。
でも、ここ５年くらいは 自分の「好き」を追求しまくった時期でした。
私は何がしたいんだろう。
私はどうしたいんだろう。
そんなことは何度も考えてきたけれど
ここまで自分の「好き」「ほしい」「いいな」「やりたい」っていう気持ちだけを
判断基準にして動いたことは少なかったかも。
食事をごちそうしてくれるって誘われても
「行きたくない」のなら無理しないで行かない。
プレゼントをもらっても ほしくないものなら
「ありがとう。お気持ちだけいただくよ」と丁寧に辞退。
有名な人を紹介するよって言われても
なんか気が進まないなら
「ごめんね 今かかわってくれている人を大切にしたい」。
そうすると お付き合いとか しがらみとか
「きっと常識なんだろう」と思い込んでいたことや
過剰になっていて実はお互いに負担になっていた礼儀とか
そういったものがそぎ落とされて シンプルになっていく。
自分の人生の主人公は自分なんだという当たり前のことを 改めて思い知る。
行きたいところに行くのなら、助手席じゃなくて 運転席に座らなきゃ。
人生のハンドルは自分がしっかり握らなきゃ。
特に 人に振り回されてヘトヘトになっているときはコレはしっかりやったほうがいい。
自分の人生を この手に取り戻すっていうことを。
でも、ふと今月初めに 自分が４４歳になって ふと思ったのでした。
きっと十分「すき」をやりきって 次の季節に移ったんだと思うのです。
私の人生だけど 私は私以外の何かに生かされている。
流れに乗ろう。流されよう。
私の人生が与えてくれるギフトを えり好みしないで 全部受け取ろう。
大きな流れに 身をゆだねよう。
思えば コーチングを学ぶことになったのも、
数年前 モデル事務所で仕事をすることになったのも そんな感じでした。
公務員志望で試験を受けたにもかかわらず なぜかＩＴ業界で働くことになったのも、
まるで道を歩いていたら 交通事故にあったかのようでした。
全然気が進まない。好きなわけないし むしろやりたくない。
できる気がしないし 得意なことでもない。
でも 実際にやってみたら
短所が全部長所にひっくり返るような経験を積むことができたり
一生の付き合いになる友達ができたり
眠っていた才能が開花するようなことが起きたり。
渡辺和子さんのいう「置かれた場所で咲きなさい」がそうですが
必要なものはいつも目の前に置かれるのだから とにかく全力で取り組むべし。
結婚と息子たちを授かったのなんて その典型ですよ。
自分よりも大切なものができるなんて 想像もしていなかったし
私みたいにプライドだけは高い人間が 下げたくもない頭をいくらでも下げられるなんて １０代の私が見たら驚くと思います。
とんでもなくお金のかかる子どもがいなかったら こんなに ふんばる力は磨かれなかったと思うのです。
好きなことだけをするときと
四の五の言わずにするときと
季節がめぐり 循環していく
ただただ、その繰り返し。
ハンドルをしっかり握って「好きなこと」を追求し、自分軸の深い根を下ろすのと
ハンドルを手放し 流れに身を任せて 他人軸の力を借りて自分の想像を超える領域まで自分を広げていくのと。
今の あなたはどんな時期にいるのでしょう。
ほんとはもう大きく枝葉が広がる段階なのに、
「好き」にこだわり続けることに逃げていないでしょうか？
そして、そろそろ根を張る段階なのに、
流されることに逃げていないですか？
あなたが どんな時期に来ているのか 学べるイベントをご用意しました
１２月１０日 心のおけいこ 大阪 すぺしゃる
１月１４日 心のおけいこ 東京 すぺしゃる