どん底から抜け出すために
始めなければならなかったアルバイト
押された烙印は
周りの見えない出来損ない
学生時代にしていた仕事
これなら自分にもできると思った
教えてくれる人先輩は 彼以降
新しい人がひとりも続いていないという不思議
その人とのペアのときは
まさに地獄の時間になるということだ
「きちんとすれば3時間かかる」と怒られ
慣れてきて きちんとすれば 1時間で終わる始末
自分はできるを 押し付けて
ゴミ袋替えまで時間を計って
ここは軍隊ですか 6か月のアルバイトさん
ある日欠勤したその人は
客ともめてケガをした
今じゃ笑い話だけど
僕がケガしていたかもしれないな
その人とペアになった新人さん
ドアを思い切り蹴っていたそう
そうか そうか
誰もがその人に手を焼いていたんだな
気遣いができるとされていたその人は
怒ることはめったにない僕の理性を
吹き飛ばしてくれた人
こんなんなら僕は
気遣いができなくてもいいや
後の人の仕事を楽にするためにも
誰もやらないことをやっても
気遣いができない人でいいや
誰かのために 一生懸命考え
失敗する人でいいや
気遣いのできない人でいいや