【詩】苦悩の代償 | 幸せよりも『生きやすさ』を求めよう。

幸せよりも『生きやすさ』を求めよう。

幸せを求めると、不幸せとの比較が生まれる。

生きやすさを求めると、楽しくてしょうがなくなる。

いろんなことから 逃げてきました
いろんな人が 離れていきました
いろんな失敗を しました
いろんな経験を しました
それでも今があるのは 今までを乗り越えてきたから

ひとりで抱えきれるものなんて
とても とても 少ないもので
だからこそ 支えてくれる人が必要で
この人だと思える人に出会うためには
自分の気持ちにも 大きく左右されるもので
時と場所と自分自身が調和したときに
それは言葉には代えがたい 喜びとなるだろう
それが 生きる目的なのだろう 


自分を楽にするために 孤独を選んだ少年は
箱の中で 明るい未来の空想にふけていた
人間をひとくくりにして 同じものとして とらえてしまっていた
音なき言葉の文字に いつも いつも 支えられてきた

ぶつける怒りを飲み込んで 自分の中で消化した
ぶつけられた怒りも また同じように
結局言った通りになったとしても
また自分の考えで怒りをぶつけてくる
そんなに自分で自分の首をしめたいのか
どうやら不幸せを選ぶという選択をしたいようだ
とげのある言葉を聞いても 相手に楽になってほしい
そう考えるのは おかしなことですか


本当に 本当に 僕はここで生きていいのか
それぞれ別方向を向いていて
つながっているのは廊下だけ
納得できない理由の数々に 反発心は膨れ上がった

喜ぶことを否定され 小さい子どもに完璧を求める大人たち
技術が発達することで 思い通りにならない分だけ
怒りをぶつけることが 増えていく

もうダメだ まだまだこれから
もうダメだ 何とかしていく
負けず嫌いは 諦め嫌い
人に傷つけられた分だけ厚くなった 
かさぶたの強さは 確かに感じている
前向きにという聞こえの良い言葉ではなく
ただ ただ 諦めたくない一心のプライドの高さ

生きにくいその場所を 生きやすい場所に
目的はそれだけ 怒りをなくし笑顔に
すべての人が納得すれば そこに怒りは生まれない
孤独な少年が納得できなかった
多くの物事に歯向かってきた反発心が
今の僕を救ってくれているのかもしれない