居場所がなかった大人になる間近の数年
初めての挫折から 世界を飛び出した決断
そこには 見るもの聞くもの 初めてだらけで
不安を超越したワクワクが待っていた
自分の無知を感じたと同時に
自分の視野の狭さを痛感した 大人の歳
遠くに行きたかった欲求は
自分を知られていない場所だから
知らない場所に行きたかった欲求は
異なる世界が好きだったから
周りは皆年上で 若い僕を褒めてくれた
年齢 国籍 立場 仕事 すべて関係なくて
ひとつのことを学ぶ仲間
僕が求めていたのは きっとこれだ
うまいとか へただとか
上だとか 下だとか
上だから正しいとか
下だから間違っているとか
無関係で ただひとつのことを学び
共に遊び 過ごしていく仲間
異なる世界に飛び出すには
勇気もいるが それと引き換えに
たくさんのものが得られるんだ
自分で考えて
自分で決断した経験は
これからの財産になる
お世話になった人に
言われた言葉
こんなに褒められたことはなかったかも
そう思った 別れの１０月