「すべての芸術は瞑想に通じる」

 

5月の全日本合気道演武大会の終盤、多田師範の演武の際、開祖の教えとして語られたアナウンスの一節。

87才の多田先生の鋭く美しい動きに見とれていましたが、その言葉だけは強く印象に残りました。

 

6月第2週の土日、「合気道奥州道場 多田宏先生特別講習会」合宿に参加。

東北地区、東京、神戸、そして天草から来た女性も含め大勢の多田塾門下生が集まっています。

多田先生の講習会に過去3回参加しただけのいわば門外漢の私ですが、知人のご厚意で参加でき貴重な経験をさせていただきました。

身体と脳が受けた刺激の数々の記録はまたあらためて。

 

初日の夜の懇親会。

お開き近くに、意を決して多田先生のお席に行き、演武会で私が聞いた上記のことばについてお尋ねしました。

どこの馬の骨かわからぬ私に、多田先生は即座に丁寧に答えられ、いわく

 

「日本の武道のみならずあらゆる芸術は、集中・統一・三昧の段階で極まる。その意味で鍛錬は瞑想と一致する。開祖の言葉というより、開祖はその前提で指導をされたのである」

 

なるほど、と、理解はしました。

噛み締めました。

しかしこのことを実感するには、まったく力不足。

 

翌朝ホテルの自室。

ベッドの上で30分坐禅。

終わって窓を見るとおだやかな光を含む雲と、なだらかな山の稜線が見えました。