どうも。

元雑草テニスプレーヤーYASUと申します。

元テニス選手です(激弱)。

 

最近ブログをリニューアルしようといろいろあちこちいじっているので、ずっと読んでいただいている方は、少しびっくりされたかもしれませんね。

あの有名女優さんみたいにあちこちいじりまくりです(おっと、、、消される)

 

これからじわじわ自分の書きたいことを書くためにリニューアルしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(テニスのことはあんまり書かなくなると思います。)

 

さて、年末年始の休みを満喫中なのですが、明日(1月4日)からは仕事始めの方も多いかと思います。

私はと言うと、1月9日からのスタートなのでのんびりです。

 

うらやましいなと思われた方も多いかと思いますが、私も今の環境を手に入れるためにずいぶん遠回りして苦労した人間なんで、どうか許してください。ちょっと前までの自分の労働環境なんて悲惨なものでした。

 

2年前までは大手スポーツクラブ(一部上場企業←今はプライムでしたっけ?)に勤務しておりました。

そこでテニスのコーチを10年以上やっていたんですが、どこがプライムなんだ?

社長がAmazonプライム会員なだけじゃねーのか。

年間5,900円払っただけじゃねーのかと思えるほど劣悪な環境で働いていました。

 

というのも、今年のように仕事始めが1月9日からなんてことはあり得なくて、

それこそ1月3日くらいからイベントレッスン。

「初打ち会」などと題してレッスンの仕事がありました。

まあ、年末年始のイベントなんで丸一日勤務というわけではなく、拘束時間もたかが知れてるのですが。

そんなことよりも、常日頃からサービス業なので、土日は休めません。

妻や保育園に行くような小さい子どもがいるにも関わらずです。

 

朝ゆっくり仕事が始まる代わりに、夜は遅く、ひどい時は日付をまたぐときもあります。

そんな環境で働いて、手取り額が月にいくらかと言うと、

 

17万円程度です。

 

衝撃ですよね。

自分を犠牲にし、家族を不幸にし、

自分の過去を否定され、未来を夢見させないようなこの給料。

 

毎月振り込まれる給料額を見て絶望していました。

 

どうやってこの給料で子どもを大学に行かせるんだと思っていました。

 

はい、当然無理ゲーです。

 

で、そんな給料でもボーナスがあれば多少なんとかなると思っていたのですが、

2020年だか、2021年だっけな、ボーナスの額3万円(笑)

 

ボーナスがコロナで業績不振のため、ゼロになって、「金一封」という名目で3万円出たんですね。

まあ、コロナ禍で仕方ないかという側面はあったのですが、許せなかったのは、社長が、全国の事業所を直接回って、

 

「ボーナスをきちんと出します。」

 

と約束の行脚をしていたんですよ。

 

「ボーナスをきちんと出すので安心してください。」

 

そう約束して全国を数人のお供を連れて回って、このザマだったからです。

 

ふざけるな!

 

と思いましたね。

 

アホのお前とそのアホのお供を連れて回る資金をボーナスの資金源に回せ。

新幹線もホテル代もドブに捨てやがって。

おそらく誰もがそう思ったはずです。

 

トップが約束も守れないような企業に未来はありません。

 

その時点でもう辞めようと決意していました。

なんなら事業所には「一諾千金」(どんな小さな約束も守れ)という標語がこれ見よがしに掲げてありました。

 

Amazonプライム会員ごときの社長にはそんな四字熟語は漢字すら読めなかったのでしょう。

フリガナ打っていても意味がわからなかったに違いありません。

 

そんなわけで私は長年勤めていたテニスコーチを辞めて、不動産会社に転職をしました。

テニスコーチのことを悪く言うことばかりですが、テニスコーチの仕事が嫌いだったわけではないですよ。

スクールに通ってくる子どもたちはかわいいですしね。

 

で、不動産会社転職後、毎月の給料がどう変わったか。

 

月の給料、手取りで

 

41万円

 

宅建とか、管理業務主任者の資格を持っていたので、資格手当がついて、転職一年目からかなりの額になりました。

 

ボーナスは今回の冬のボーナスで、手取り額、

 

106万円

 

まあ、今回は営業でうまくいった部分があって、特別多くもらったと言う側面はありますが。

 

テニスコーチのときには絶対に手にすることのできない額を得ました。

 

給料なんて人に言うもんじゃない。

 

うちの両親は公務員でしたが、私が小さなころ、自分の給料がいくらなのかを決して教えてくれませんでした。

 

それは、小さな自分が他人にペラペラと自分の親の給料をしゃべってしまうかもしれないと危惧したからなのかもしれませんが、

それよりも、お金のことを口にするのは品がないというような昔ながらの価値観がそこにあったからなのかもしれません。

 

お金は汚いもの。

 

そういう価値観がどこかにあったに違いありません。

そのような清く正しい価値観の下、自身を育ててくれた両親には感謝していますが、

一方で、そのような価値観だと、「お金のリアル」は身につきません。

 

給料は人に言うもんじゃない。

 

じゃあ、就職するときに一体何を参考にすればいいんだ?

就職するときに「初任給」は大体わかるけど、その後40歳になったときの給料はいくらなんだ?

そういうことを何も知らされないで多くの人間が仕事を選ぶ。

これって恐ろしいことだと思いませんか。

 

どんな職業に就いたら稼げるのか、稼ぐにはどうしたらいい?

実はそれって、とても大事なことなのです。

 

USJを再生させたことで有名な森岡毅さんが、著書で語っていましたが、

 

 

どんな業界に就職するかで、ある程度収入は決まっているのです。

 

全くその通りなのです。

 

テニスコーチは稼げない。

 

私はあらゆるメディアを通じてそう言い続けてきました。

それは、同業者の悪口を言いたいためではないのです。

 

また、昔一緒だった同僚たちを蔑むつもりでもないのです。

 

ただ、現実を伝えたいのです。

テニスコーチでもちゃんと稼げるはずだと思って、雇われのテニスコーチになったあと、やっぱり稼げなかった、どうしようということがあってはならないのです。

 

テニスコーチになる前に現実を知って欲しいのです。

 

憧れだけで職業を選んではいけません。

 

一生独身で子どももいらないというなら別です。

 

現実を知って欲しい。自分と同じ失敗を他の人にして欲しくない。

 

だからこそあえて給料を公開しました。