舞台「少年陰陽師 現代編」

原作:結城光流

         (「少年陰陽師 現代編」角川ビーンズ文庫)

演出:田中優樹

主演:堀之内仁



今回も、薄れゆかない記憶の中の(笑)

素敵な共演者を

「あくまで個人の感想です」的に

綴っていきたいと思います。



安倍晴明が使役する十二神将の一人

青龍役の松田裕(まつだ ひろ)くん


















美しい!









笑える程に。






男女問わず美しいだけで

人を癒すことができる人は、

財産だと思います。


近年会った青年の中でいちばんの美青年。

クセがないのに不思議な存在。

これ、褒め言葉です!あくまで。


あ!

まず舞台のことから笑。



殺陣や台詞、立ち姿に至るまで

青龍の持つクールな空気が

損なわれない抑えた芝居で、

あれだけの存在感を出せたのは

彼の大きな魅力のなせる業

なのだと思います。


数手の殺陣なのに、

そこに青龍の戦闘スタイルが明確に見える!

目線や指先、姿勢。


崩れることのないブレない役作り。

これは、

千穐楽のカーテンコールにまで

貫かれるのですが


じい様としては、

表面に見える距離感と

内に流れる繋がりが一番違ったのが

青龍との関係性。


劇場に入ってから加わったアドリブ

見た人ならわかると思いますが、

六合バージョンと青龍バージョンがある

あの場面。

青龍と関わりやりすぎると

じい様との関係性が偏って見えてしまう!と

心配したこともありますが、

「晴明、必要があれば 呼べ

の一言で問題解決!

世にいう「ツンデレ」?

彼の声には、温かみがある⁈

背中合わせで聞こえる彼の声が

晴明への思いを伝えてくれて、

自然とじい様の表情が出来合ったものです。

心のある芝居ができる子で良かったぁ。


そして、

稽古場でいちばん最初に

「稽古あと、食事、いけませんか?」

と声をかけてくれたのも彼。


外部出演の稽古中も

本業の狂言の稽古は休まない為、

断るしかなかったのですが

連日、声をかけてくれたヒロくん。

本当に誘ってくれてるんだと、

嬉しかったです。

そのおかげで?

稽古期間中、

皆と楽しく食事をすることができました。

その後もおじさんの連絡係のように、

みんなとの橋渡しをしてくれる

マメで親切なヒロくんでした。

実は、仲良しなじい様と青龍なのでした。


これが彼の不思議なところ

舞台の上にも、

コミュニケーションのとれた

そんな良い関係性だから出た

空気感があったのではないでしょうか?




文句のつけようがない

クセのない顔の美青年なのに、

なにかクセを感じる。


尖ってるわけでも、

煙いわけでも、

粘っこいわけでもないのに!

ひっかかるクセがある不思議な存在。

これって人としても、表現者としても

とても魅力的なことだと思います。

故に「不思議」は褒め言葉です。


人懐っこいのに、

ベタつかない、

それなのに温かい


あ、猫か⁉︎


真綿で首を絞められるような

そんなクセがいや!

僕がクセになっていただけかも。笑

また彼のプライベートエピソードが

男なのに少年で

自然体なのに、素敵に可愛いんだよなぁ。


ギャップ萌え⁈


柔らかく、優しく、温かく

ソフトフィルターがかかったような

まだまだ掴みきれない

そんな彼が教えてくれた

彼の夢が叶うことを心から願っています。


いいや!叶うと信じています。