僕としては、
長野県茅野市での今回の鑑賞教室
最後の公演参加となった
湖東小学校。

縄文時代の土偶
「仮面の女神」が出土したのは
こちらの学区内だそうです‼︎

おお〜〜、ロマンですねぇ。




今朝、お世話になった
タクシーの運転手さんも
偶然にも湖東小学校出身!

茅野市のお子さんは
悪い空気なんて知らないでしょうね?

という質問に

自分も小学校の時の修学旅行で
東京に行きました。
その時、空気に匂いがする!
とビックリしました。
これが都会の匂いだ‼︎と。

そうですよね〜。




人は環境と境遇によって
変化、成長して行くと思います。
これは、師匠である父を亡くし
その数年後、大河ドラマ「北条時宗」で
時宗公を演じ実感しました。

成長の過程は
年齢だけに限られたものではない!と。





今日の鑑賞教室も
大変、充実した良い時間でした。
演者が充実しているだけでは意味がないのは承知の上
舞台から見える児童の笑顔や笑い声、
和泉流宗家の鑑賞教室は
クイズコーナーや稽古体験など
生徒のみなさんも共に作る時間!という事が
色濃く出ています。
上演に対しての
子どもたちの笑い声も
この空間を作る大きな要素です。
生の舞台だからこそ、
その感覚を共有できる。

体や心を動かした実体験が
子どもたちの長く心に残ることを願っています。

そして、そんな願いを
叶えてくれそうな
お子さんたちなのでした。

恵まれた自然、
誇るべき歴史、
いずれも「今」の私たちには
作ることのできないものです。
でも、この環境を保ち
子どもたちに残してあげるためには
「今」の僕たちが頑張らなければならない事が
あります。


与えて貰えるものがある事は
有り難く、
受け渡して行くものがある事も
有り難い。


歴史の中で生きていること、
伝統を未来につないで行くことを
実感できるなんて
素晴らしいことだと思いませんか?






長野県茅野市
全小学生の狂言鑑賞という
一大事業を実施して頂けた
関係各位に心より感謝申し上げます。

そして、
素晴らしい態度で狂言を鑑賞してくれた子どもたちの
心身ともに健やかな成長を
心よりお祈り申し上げます。