場が落ち着く。
場が揺れる。
僕の中の橘諸兄像は決まりました。
大橋吾郎さんが、その説得力のある存在で
指し示してくれました。
今後、誰が演じる橘諸兄を見ても
イメージは変わらないでしょう。
優しい声ではないのに、
包み込まれる心地よさ!
心から「橘の親父」「諸兄のオヤジ」と呼べる!
これは、
共演者として本当にありがたく、
嬉しいことです。
稽古場でも、オヤジなのです。
父親的愛情に溢れて面倒見が…悪そうな態度で
優しく面倒見てくれます。
声をかけられると、
なるホドォ。となります。
舞台の上でも説得力があるのに!
舞台上では、以前紹介させてもらった
橘奈良麻呂の父でもあります。
「こんな父親いるわぁ」
「このお父さんだから育てていられるなぁ」
ん?
「この親父だから、こんな子に育ったのかな?」
とにかく大きくて、強い…のに……可愛らしさを感じることも!
橘という一族は、調べればわかることですが
由緒正しく、諸兄様自身、位の高い公卿でした。
仲麻呂…藤原一族の台頭により、
その立場は変化していきます。
橘、大伴 対 藤原仲麻呂
この構図は、今回の作品の大きな柱になっています。
限られた時間の中で、
勢力の変化!がマザマザと見せつけられます。
これ!大橋さんと川野さんの力です‼︎
もう、舞台上のキャラクターも役者としても
LOVEであります。
仲麻呂と違うタイプの公卿…あなたはどちら派?
素顔は
ハットとパイプが似合うダンディな
大橋吾郎さんなのでした。
あ…ちょっと見せすぎたかも…
でも、生の舞台じゃないと
この人の魅力は全然伝わらないんだなぁ。
というわけで
この舞台の詳細は