いつもより登校時間を早めて
子供達と一緒に家を出た僕の本日の目的地は
福島県。

新幹線から東北本線を乗り継いで
その名も二本松駅に到着すると
駅の前に
{E8B4D1C2-BDDD-4679-B07A-DBB4FD99BC7A}
銅像が!

そう!二本松少年隊

今から約150年前…12歳から17歳
年端もいかない若者たちが命を賭した…。






そんな歴史を持つ土地にお邪魔して
今の若者に狂言を鑑賞してもらう。



時代とともに価値観は変わる。
変わりたくなくても、変わってしまう時もある。
しかし、変わらないものもある。


そんな変わらないものが、
一つの物差しとなれば…。
伝統芸能はそんな役目も負い始めていると思う。


工業高校ということで
わんぱくな生徒さんもいるという話が…
しかし、午後の鑑賞会という一つのハードルは
あるものの…
鑑賞の妨げになるような生徒さんは1人もおらず、
先生方も鑑賞態度に関心をされていました。


鑑賞での反応も
ワークショップでのヤル気も
学年の色も見え…今回は責任感かな⁇
限られた時間の中でお腹いっぱいなメニューにしっかりついてきてくれました。


たまさか一日、鑑賞の90分だけ訪れた
おじさんではありますが、
そんなおじさんの話に耳を傾け
受け止められる生徒さんたちは、
日頃から先生方がおっしゃることを
意識しないところで蓄積しているのだと思います。


生きた時間をより活かす!
若いうちは、

「今」!できるうちに。
次はないかも⁉︎

とは、なかなか思わないものですが
是非!そんな気持ちを少しでも持たせてあげられれば
その時の一生懸命を出してくれると思うのです。

生の舞台を見ること。
口伝を体験すること。

その場に、その時にいなければできないことの大切さをしっかり受け止めてもらえたと思います。


校長先生が、
本物の鑑賞、そして体験
日頃からの人権教育にも通じるような、
メッセージの数々、
教育の現場に立つプロの目線から
いたく感動していただけたこと…

これからも
学生の鑑賞教室に励んでいきたいと思います。



皆さん!
今日の舞台を
一生覚えて追いてもらえたら嬉しいです。
ありがとうございました。