連日睡眠時間が3時間を切っているのに
元気な元彌です。

絶対に予備電池が作動していることを感じます。

そんな今日も
東海大学付属相模高等学校 中等部での
学校公演でした。
三年ぶり2回目の鑑賞教室…
と書いていると、
なんだか甲子園の出場回数のよう。(笑)

体育館、グランドと立派な施設の中に
行動も十分なステージの広さを確保されている環境。

その環境の中で、
何を感じ、何を吸収していくかは
生徒さん次第。
でも何に出会う機会を作るかは、
先生や保護者の皆さんの取り組み。

常々思います。
伝統芸能鑑賞教室
とは、そんな歯車が良い形で噛み合って
開催されているのだと…。
だからこそ、
限られた90分で十二分なことを
生徒さんに渡したいと思ってしまう。


今回の鑑賞教室も
受け取る生徒さんたちの素直さが
より良い鑑賞の時間を一緒に作ってくれました。

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その後、
在パラグアイ共和国駐箚特命全権大使の
帰任と着任を祝う
歓送迎会にご縁をいただいて出席いたしました。

昨年、移民80周年を迎えられ
2年後には、国交100年という
日本とパラグアイの関係の深さが伺われます。
そして、
親日的であることや
素晴らしい環境であることを知りました。

以前の海外公演で終演後に
日系の方とお話ししました。
お孫さんは日本語を話せないらしく、
今回、日本文化を見せることができて
何を話して聞かせるよりも
日本の心が伝えられたと思う。
と、喜んでいただいたことを思い出します。

今現在、日系一世の方がまだまだいらっしゃる!
と聞き、35時間の道のりも…
ご縁があれば、乗り越える気になっております。

頭脳明晰であることは間違い無く、
人柄も素晴らしい新旧大使にお会いして、
こういう方々が国家間の架け橋となられ
現地に住まう日本人にも
安心感を与えていらっしゃるのだと思ったのでした。

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さあ!よも更けてきましたが、
ここからさらにエンジンをかけて
7月7日の「うつのみや狂言の会」の稽古です!

稽古も大詰め。

暑い季節に向かう稽古…なのに、
冷房、扇風機をつけない稽古が行われます。
行われることがあります。

舞台は並じゃない暑さの中
緊張感と集中力を継続しなければなりません。


試験期間中も稽古を欠かさない!
中学生組はやっと期末試験が終わり、
羽を伸びるところですが、
伸ばした羽で
狂言の舞台を羽ばたいてもらいましょう。

和泉流宗家の子方、唯一の小学生となった和秀くんも
汗を目一杯かきながら頑張ってます。

毎日の光景ですが、
変わらぬことを繰り返していくからこそ、
その成長がよく見えます。

そして、数年前から考えると…
本当に大きく、強くなりました。


変化が見えづらいのが大人ではありますが、
そうではない!
衰えを感じさせないのは…十分な事。(笑)
芸の道に停滞はありません!
進化か退化です。


師として、先輩として
その姿が見本となるべく
日々、稽古の中でも
本番と変わらず勤めるのは、
修行時代と変わらないのですね。

前と上
そして、周りを見ながら
精進精進!


稽古は本番のように
本番は稽古のように(いつも通り)
という、先代宗家の教え。



今日もフル回転な1日でした。