息子の小学校では
本日の運動会が決行されました。

ここ数日の雨、明け方まで降り続いた雨
急に降った雨とは違い、根深いはず…。

今朝までその判断は下されませんでしたが、
一時間遅れで開催の報。

集合時間前にグラウンドに行ってみると
例年通りの準備が進められていました。
競技スペース以外にぬかるみがある事と、
トラックに滑る所がないか確認する先生の姿以外は。

聞けば、
朝5時半の時点ではグランドの大半が
水浸しだったそうです。
数多のスポンジを使って水を吸わせ、
砂をまき、グラウンドを均して
テントを張り、椅子を運び……。
開始時間には、
まだ雲が厚く覆う空の下ではありますが
子どもたちが元気に入場する事のできる会場に。

各種競技は順調に進んでいきました。
新たに工夫された競技も多く、
白熱した勝負に、眩しいほどの太陽が
顔をのぞかせる場面も。

そして、我が息子の学年の表演種目が
格好良い!のなんの‼︎
心の中で、何度となく
おおー。
カッコいい。
と鳥肌を立てながら、感嘆しておりました。

やはり、運動会は素晴らしい。
個人競技になれば互いがライバル!
しかし、団体競技になれば
さっきまでのライバルが頼もしい同志に!
そして、表演種目では
学年全体、多くの同志が心を一つに頑張るからこそ
我々観客に得もいわれぬ感動を与えてくれる!

学校で学ぶ共同生活が
集約されているように思うのです。

恒例の6年生の組体操は、やはり感動でした。
知っている子も多い中、
今年はこれまでと又違った面に気付かされました。

それは、雨でぬかるんでいる箇所があるからこそ
足の裏に普段よりも砂(泥?)が付いていたのでしょう。
乾いた砂の上よりも、
中には気持ち悪いという子もいるかもしれませんが、痛みが和らいでいるかもしれない土台担当の子たち…
それでもやはり土台は大変です。
そんな土台となるこの背中には、普段よりも足跡が残ります。
「土台の子、えらいなぁ。」と思って見ていると
上から降りた子は忙しい間合いの中で、
彼らの背中を叩いているじゃないですか。
曲に合わせて、次から次へと陣形を変え
各型を作り上げていく中で、これはきっと教えられている事ではないかと思います。が、互いに思いやる中で、そんな人場面が生まれた!

そして、序盤の倒立などは支える子が
何とか形になるよう
一生懸命に足を迎えに行ったり…。

5人一組のパートで、きっと一人の子が休んだのでしょう…明らかに一人抜けているのに、取り組まないわけではなく、工夫をしてそれぞれのパートをこなしながら、互いを補って形を作っていたのです。
きっと、余計に体力も気も使った事でしょう。


時間調整のため、
保護者参加競技などは省略されましたが
全種目を無事に終え、開会式終了後
片付けは
先生、生徒、ボランティアの皆さんが力を合わせ
驚異の速さで進みました。
結果、
遅れて始まった今日の運動会は、
一時間まいて終える事ができました。

人の力はすごい!

自然の脅威、自然の力というものを
ヒシヒシと感じる事の多い
このところのニュースではありますが、
今日の運動会に限っては、
先生方の朝からの想像を絶する根気強い作業。
今がやるべき時!
と懸命に取り組んだ子どもたちが見せてくれた姿。
そんな、先生や生徒の姿や取り組みに心を寄せ
ボランティアとして集まった多くの皆さんの思い。

今日の運動会の開催、スムーズな進行、無事の成功は
降り続いた雨という自然の力の前に
人々の思いが勝った⁈と言っても……。

日頃からの三者の心がけに
お天道様がご褒美をくれた日なのかもしれませんね。



多くの感動をありがとうございました。