珍しい!
本当に珍しい‼︎


珍しく息子が12時間眠り続けました。


三連休最終日、
流石に心配になって
3回程、様子を見に行きましたが
本当に気持ち良さそうに
良い顔で眠っていました。

以前にも書きましたが、
金曜日には帰宅予定時間よりも早く
歯が抜けた為に下校し、歯医者さんへ直行
そこから急いで
息子、娘、私の3人で東京駅へ
和泉流宗家の面々と合流して
一路名古屋へ!

楽屋に入れば、
確認のため舞台に上がり
(それぞれの舞台によって
空間の取り方、橋掛りのつき方、真ん中の景色が違いますから)
楽屋弁当を食べたら
準備にかかります。
楽屋なんて時に騙されてはいけません。
くつろぐ時間などはあり得ません。

本番が始まれば
開演から終演まで
緊張のまま一気に駆け抜けます。
回を重ねるごとに確実に成長しています。
元聖の「那須與市語」(に限らず、
女の子たちの小舞も、和秀の「重喜」も。)
20分間の緊張の中、
その時点での完璧を演じて帰ってきます。
まぁ、そうでなければ許しませんが…。


翌日は少しゆっくり…
というのは気持ちばかり、
小学生には宿題がつきもの!
いとこ皆で、並んで宿題に取り組む一場面も。

そして、名古屋で舞台を借りては
翌日の奉納の申し合わせ!

翌朝は、
07:10の近鉄電車で宇治山田へ。

09:00から参拝行事が始まり、
楽屋に着いたのは、
奉納開始の50分前。

伊勢の神宮様の参集殿には
能舞台があります。
ただ、
本来の舞台よりも一回り、二回り大きい!

一時間余りの奉納も無事に終わり、
急いで退出。

おかげ横丁で遅めの昼食を済ませたら
再び宇治山田駅へ…
向かいたいところが、
駅伝の終了と雨の降り始め
タクシーがなかなか捕まらない。

やっとこさで
駅にたどり着いて
「しまかぜ」に乗ったのは
子どもたちにとって
まるでご褒美のようでした。
(実際、そうなんですけどね。)

乗り換え時間15分で
新幹線に乗れば
東京までは1時間40分!

興奮冷めやらず…で
直ぐには寝付け無いのももっともですが、
眠りにつけば
息子は12時間熟睡…。

お姉ちゃんはといえば
翌日は朝から
頭をフル回転!6年生は大変です。


こんな子どもたちの姿を
愛おしく見つめる父であり師匠なのでした。

そりゃあ、疲れるわな。
ちっちゃい体で…。と。
そんな姿を目にすることは少ない
甥っ子、姪っ子達も同じように疲れているのだろう。と。
見えないところに目を向けることも
師匠としては忘れずにいたいのです。

いつまでも若い!と思っている
我々親世代も
疲れの抜け具合が変わってきたことに
だんだん気づき始めました。

が!

狂言の為に疲れることは
幸せでしかありません‼︎



歳のせいか⁈
僕自身は
12時間は寝られなくなったな…。