8月23日の大垣狂言の会には
多くの皆様にお運び頂き
無事に今年も幕を閉じることができました。
私の初舞台をきっかけに
始まった大垣での公演もここ二十年余りは
毎年の開催になっております。
和泉流宗家宗家会理事長
私共の母であります和泉節子の故郷であることから
私共を小さい頃から知っていてくださる方も多数。
伝統芸能の楽しみに
一人の演者を年を重ねてご覧頂くこと。
代を重ねてご覧頂くことこと。
もございます。
7月22日に東京での披きを終えて
地方公演では初披露となる
「奈須與市語」などは正に
私が演じたのも、父が演じたのも
ご覧頂いているかと…。
淳子×和秀の母子共演の「重喜」や
采明、慶子の「蝉」「鮒」など、
親から子へ、子から孫への
伝承の姿を舞台にご覧いただけたのではないかと思います。
また、留めには
父の舞台で定評のあった「鈍太郎」を
姉弟で演じました。
父の姿を重ねてご覧いただければ
それも嬉しいことですが…
いかがだったでしょうか。
いつもは
名古屋や東京の会を見に来てくれる友人が
今回、初めて大垣の会に来てくれました。
やはり、他の会場とは雰囲気が違うらしく
違う楽しみがあったようです。
長年続いている会だからこそ、
厳しい目を持った、
目の肥えた人が多いのに
とてもアットホームな感じのする
素敵な空間だった。
そうです。
その通り!
父や祖父を知っている方
小さい頃からの自分を知っている方々は
優しくもあり、厳しい目も持っていてくださるので
演者の良い励みになります。
一ヶ月でも更なる成長。
是非、生で見てください。
(痩せてよかったぁ)
また来年、
一年の成長を遂げて参ります。