先日、
文京区の根津小学校で
「狂言に触れる教室」がPTA主催で開催され
お邪魔してきました。

「谷根千」としてあまりにも有名な街
谷中、根津、千駄木の一つですね。

街も文化も人も
活気と歴史と「らしさ」を感じる
素敵な地域です。
打ち合わせにお邪魔した時は丁度
根津神社のつつじ祭りの季節で
まさにした町の賑わいを感じた物です。

今回は課外の行事ということもあり
PTAの皆さんの配慮から
地域の皆さんにもお知らせが行き届き
会場には3世代に渡る多くの皆さんが!


狂言のお話
クイズコーナーに続いて
狂言小舞を今回は姉が駆けつけてくれたので地謡付きで。
そして、体験コーナーで
グループを分けようと低学年の皆に挙手を促してビックリ‼︎
こんなに低学年が多かったの⁉︎

話を聞くのも、回答の活発さも
鑑賞の集中力も大変立派でしたから。

そして嬉しかったのは、
大人の皆さんも次々に正座をして
お稽古体験に参加してくださったこと、
そんな、子、孫世代のことを
ニコニコと見守りながら、
大きな口開けてお稽古してくださった
昭和初期生まれ⁇の皆様。
それぞれ素敵なお顔がステージから拝見出来て
僕にとっても幸せなひと時でした。

子どもたちが、親子が
学校が、地域が
狂言を通して一つになった…と言ってはおこがましいですが、でも
狂言と言う芸能に皆さんが共に触れ、取り組むことで、あの体育館は確かに一つになっていました。

汗ダラダラの90分でしたが
心はカラッと晴れやかでした。

企画から運営まで
スムースにまたたくさんの心遣いをもって
進めていただけた事
校長先生始め学校の皆様
会長を始めPTAの皆様に
心より感謝申し上げます。


楽屋での軽食に
舞台のお弁当や差し入れにされることでも有名な
「扇」のちらし寿司と笹にぎりを入れて頂けました。
武士にとっての刀のように
狂言師にとっての扇は大切な心であることを知ってか知らずか
心憎いおもてなしがあったのです。

流石!下町
根津のPTAさんでした。