今日は
名古屋の墓参です。
名古屋は和泉流宗家にとって
すなわち、和泉流の歴史の中で
大切な土地です。
和泉流宗家は
尾張徳川藩祖に庇護を受け
江戸期には
京都禁裏の御用を勤めながら
尾張~京都を中心に活動をしました。
今年、576年を数える歴史の中で
一番の安泰期であった事が想像できます。
時代背景、社会背景の影響を受けながらも
変わらぬ芸を繋いできた狂言。
それぞれの時代に
先人が懸命に生きた証です。
私もこの時代を懸命に生き、
この時代の狂言を懸命に支え、
そして、次代に渡していくために
粉骨してまいります。