皆さん
こんにちは。


今日は日曜日ですが
小学校鑑賞教室がありました。

新潟市立鎧郷小学校
という勇ましい名前の小学校では、
今日、可愛らしい文化祭が
行われていました。

お父様、お母様、
おじいちゃま、おばあちゃま
保護者の皆さんと児童の姿が
校舎に溢れていました。

会場となる体育館の入り口にも
美術館と書かれた看板が置かれていて
お子さんたちの書いた絵が
沢山、飾られていました。

舞台に近い所から
児童が座り、
後方には保護者の皆さんのために
ゴザが敷かれていました。

鎧郷小学校に
お子さんが通っているご縁で
普段お忙しい
お父様、お母様、
お爺ちゃま、お婆ちゃまも
狂言を見て頂ける!
初めての方が多い事を考えると、
親子孫、三世代の方々に
共に狂言を笑い楽しんで貰える‼
実は、この珍しくも貴重な機会を
楽しみにしていました。

でも、考えてみると
先生方はとても忙しい日なんだなぁ。
と思い…でもでも
そんな日だからこそ
鑑賞教室を合わせて
催行して頂けた事に、
御礼を申し上げます。

世代、年代によって
笑いのポイントは少し違う様でしたが
老若男女を問わず
狂言は多くの方を
笑顔にしていました。

ワークショップでは、
礼に始まり、礼に終わる
という事から
修行を体験してもらっています。
こちらの学校では、
六年生は
キャリア学習という物があって、
あと半年したら中学生、また
大人になって自分が何をやりたいか
何ができるかという事を
外部講師の方をお招きして
学習する機会があるらしいのですが、
そんな方も
「先ず皆さんは、
難しい事ができる様になる必要は
ありません。
今、
皆が大切にしなければならないのは、
挨拶です!」と、お話しされた様で

校長先生からも
「今日はまさに、
普段から心がけて教育している事を
『生きた形で』
教えてもらえました。」と。
狂言に向かう姿勢や、
狂言の伝承方法の中に
人としての教育が
生きている事を改めて口にして、
お話し頂けました。

校長先生から
今回の鑑賞教室の
橋渡しをして頂けた先生との
エピソードを
伺う事ができたのですが、
初めて私共、和泉流宗家に
打診をしにいらっしゃる前には
「有名な方だから
難しいかもしれませんよ。」
と、いろいろな意味で
挑戦だと思って、
お話しをされていた様です。

私共の舞台を見、お話をさせていただいた先生は新潟に帰られて、
「全然、違うんだよ!
和泉流宗家を……。」オフレコで(笑)

保護者の皆様も
早速、校長先生に
「有名人だから、もっと
鼻高々な人達かと思っていましたが、
腰も低くて、
本当に日本の伝統芸能を見てもらいたい!伝えたい‼という方達なんですね。
良い機会に狂言が見られてよかったです。」(色々な感想をまとめさせていただくとこんな感じ…です。)
と、声を掛けて、
感想を伝えてくださったそうです。

テレビではどんな風に映っているか…よくは分かりませんが、
生の舞台は、
いろいろな事が伝わります。

分かる!理解する!
という事だけではなく。

ワークショップでは、
先生、生徒、大人、子供
関係なく、初めての狂言に
取り組んで頂きました。
子供達は、
先生方がやられる時
興味津々に見ていました。
増して、親御さん達の時には…。
手を降って子供達に
頑張っている姿をお見せになる方も。

素敵な交流の日に
お呼び頂き、仲間入りさせて貰って
とても温かい気持ちになりました。
そして、狂言を共に鑑賞した事で
親子の会話、家庭の会話が
また一つ増えた!という事になれば、
とても幸せです。

世代を超えて
共に楽しめる狂言!

これからも沢山の人にお伝えし、
沢山の人の心をつなぐ事ができる様に
一つ一つの舞台を
丁寧につとめてまいります。

子供を通して
学校と家庭そして地域が一つになって
催された文化祭、狂言鑑賞教室
お父さんもお母さんも
おじいちゃまもおばあちゃまも
そして
先生方も
みんな幸せそうで…
素敵な笑顔で
お見送り頂きました。
本当にありがとうございました。
良い物だなぁ。


毎日の積み重ねで
元気を貰っています!

それでは皆さん


今日も一日
(ーっ)
頑張りまっしょい‼




では、







うちの子の学校でも、
皆さんに見て貰える学校公演を!
と思いを強めて帰ってきました。



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