最近、ハードカバーの本を乱読しているので、良書の記録を何回かに分けてしたいと思う。


一冊目、『最強組織の法則―新時代のチームワークとは何か』 ピーター・センゲ著


以下、メモです。




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システム構造は、時間の広がりの中で行動に影響を与える基本相互関係だ。これは人間同士の相互関係では
なく、発展途上国の人口・天然資源¥食糧生産のような、ありはハイテク企業における技術者の商品アイディア
や技術的・経営者的ノウハウのような、基本変数の間の相互関係である。

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システム的視点からは、複雑な状況では、次のように常に複雑レベルの説明が可能なことが分かるある意味では
このどれもが等しく本当である。だが有効性は大きく違う。

①システム構造による説明(生成的)

②行動パターンによる説明(対応的)

③出来事による説明(受動的)

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今日、システム思考はいままでにも増して求められている。それは我々が複雑さに圧倒されつつあるあからだ。
有史以おそらく来初めて、人類は吸収しきれないほどの情報を生み出し、誰の手にも負えないほどの巨大な
相互依存関係を築き、だれもついていけないほどの変化を加速させる能力を手にしている。たしかに、複雑さ
の規模がこれほど大きくなったことはない。周囲を見渡せば、「システム破たん」の例はいくらでもある。
地球温暖化、オゾン層破壊、国際麻薬取引、米国の貿易・財政赤字といった問題。言い換えれば、単純かつ
局部的な原因を持たない諸問題がそうだ。また、優秀な人材と画期的な製品に恵まれながら、多様な機能と
才能を生産的な全体をまとめることができなかったために破たんをきたす企業の例もある。

システム思考とは、複雑なシステムの根底にある「構造」をとらえ、影響力の大きい変化と小さい変化を
認識するためのディシプリンなのだ。

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システム思考の鍵は

*原因・結果の線的なつながりではなく、相互関連性を把握すること。
*断片ではなく変換の課程を見る事。

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システム的視点は、一般に長期的視点になじむものだ。遅れとフードバック循環がこれほどの重要なのも
そのためだ。

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システム原型2つ

[原型1]成長の限界

定義
:拡張(増大)プロセスは望み通りの結果を生むために機能を開始する。それは成功の連鎖反応を生むが、
気付かぬうちに(平衡プロセスに見られる)副作用も生じさせ、結局、成功のペースを落としてしまう。

経営原則
:成長を無理強いせず、成長を制限している要因を取り除くこと。


[原型2]問題のすり替え

<定義>
:根本にある問題からは目につくような症状が生じる。一方、根本問題自体は、不明瞭であったり、対処に
費用がかかりすぎたりして、立ち向かうのが困難だ。そこで人は問題を、前向きかつ簡単で非常に効率的に
見える別の解決方法に「すり替えて」しまう。しかし残念ながら、安易な「解決方法」によって改善されるのは
症状だけで、その根底にある問題は手つかずのまま残される。症状が消えると、システムは根本的な問題の
解決能力を失うため、問題はますます悪化する。

<経営原則>
:対症療法的解決策には注意すべし。問題の根本原因ではなく、症状のみに対処するような解決策は
せいぜい短期的な利益を生むだけの事が多い。長期的には同じ問題が再浮上し、対症療法的対策への圧力は
さらに高まる。同時に根本的解決能力が衰えてしまう可能性もある。

※問題のすり替え構造の存在を見抜くヒント
①長期にわたり、徐々に悪化する問題があるということ
②システム全体の健全性が徐々に蝕まれる点
③無力感が徐々に増大すること


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システム思考において重要な点は、
レバレッジの原則、つまり構造のどこに働きかけどこを変えれば、決定的かつ持続的な改善へと
つなげるかを把握することだ。

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システム思考の技術とは、複雑さの根底に潜み、変化を生じさせている構造を見抜くことにある。
システム思考とは、複雑さを無視することを意味するものではない。むしろ問題の原因および序族的な解決方法を
明示するような一貫性のある物語へと複雑さをまとめることを意味する。

大学院の研究内容を決めるということは、”自らの志を立てること”なのかもしれない。


それは、かの豊田佐吉が自動織機で戦後日本の復興を志したようなもの。


修士という研究者の肩書を持つことは、自身の志に責任と覚悟を持つことということ。


だからこそ、自身の研究内容は人生をかけるだけの問題意識を持ったものとすべきということなのかもしれない。


昨日の先生方のお話を振り返って、この考えにたどりいたので、このブログに記すことにしました。


元志



昨日、大学院での研究内容に関して、ゼミの先生と、先生のゼミの大学院生お二方にご相談にのってもらいました。


自分の中では、大学院の研究内容もそれなりに詰めていて、進学する大学院も希望の研究室も大方決めて、その報告やさらなるアドバイスを先生方から頂けると思って、御話させてもらいに行ったのですが、行ってみて話をしてみると、自身の研究内容や院で学ぶことに関して、厳しいご指摘をたくさん頂いてしまし、正直一気にスタートラインまで戻された感覚です。


それも今のところ、希望している大学院の入試まであと一カ月を切ったところで、この状況に追い込まれてたのは正直厳しい。かなり焦るし、自分の将来の展望が一気に先行き不安にりました。


しかし、たしかに焦りや不安は感じてるけど、昨日お三方とお話したことが悪かったと思っているわけではありません。


むしろお話して、自身の考えをある意味粉々に破壊してくれて本当に良かったと思っている。


3人ともそれぞれ似て非なることをおっしゃっていたので、正直戸惑ったり、どの意見が正しいのかなんて分からなかった。


けど、3人に共通していたのは、自分なんかのために、本気になって、ある方は涙まで流してくださって、本気で伝えようとして下さいました。


どの方も大学教授であったり、大手シンクタンクの元エコノミストで現在は独立されている方であったり、国際的なバックグラウンドお持ちの方であったりと、本当に社会的にも活躍されている方々から、本気でご相談にのって頂けた自分は本当に幸せ者だと思います。


そのような方々の期待にも応えることが出来るように、今は全力で悩んで苦しんでみたいと思う。

人生は長いし、不確実なことばっかりです。

けど、だからこそ今本気で悩んで今の自分にとって、そして将来の自分にとってベストな選択を出来るようにしたい。


最後に、昨日勉強させてもらったことを忘れないようにメモしておきます。


・BPRという分野は、現実社会で既に使えないという烙印を押されている。そういった意味で、大学院で社会に価値のある研究をしたいと考えている自分にとって、また、将来社会で通用するものを大学院で身につけたいと思っている自分にとって本当に学ぶべきものかは疑問が残る。


・自分で考えていた修士論文計画は、あくまで学部生レベル。当初院でやろうと思っていたことは、ある意味、学部の卒論で出した結果を、院でより証明力の高い手段を学ぶことで、証明しようとしていただけ。


・結局、自分自身は大学院で「技術(手段)」を学ぼうとしていた。しかし、技術は事態と共に、陳腐化する。時代を超えても通用するものというのは、思考法や判断の仕方。それが社会に出てから兵隊になるか、リーダーになるかを左右する。技術は自身が成し遂げたいことがあれば、その都度その都度学ぶことができる。つまり、大事なのは手段(技術)ではなく、視点(志や社会に対しての問題意識)ということ。


・社会に対して価値を出すという行為を短期的にだけで考えてはならない。社会貢献とは人生を通して長期的にすることであり、大学院という場所は、研究内容と共に、研究者自身が社会に長期的に価値を出せる人材になるための学びの場。


・人生は「メリット・デメリット」ではなく、「良い・悪い」で考えることが大事。じゃなければ、社会に出てから人に自分を悪用されたり、洗脳されたりする。



菅家