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【モーターファン・イラストレーテッド 公式ブログ】

“テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い”
クルマのテクノロジーを美しいイラストと写真で図解する自動車雑誌
「モーターファン・イラストレーテッド」のブログです。
ホームページだけでは載せきれないMFiの充実の内容を紹介していきます。

こんにちは、MZWです。毎日寒いですな。

 

2月は日付が少なくていけません。しっちゃかめっちゃかです。

自身はCPUもメモリもスペックが足りないため、

毎日をこなしているうちに月末を迎えてしまいました。


というわけでずいぶん前の話を恐縮です。
17日の金曜日、福野礼一郎さんと横浜に出かけてきました。
BMWの新型5シリーズの試乗会への参加です。

 

当日の試乗車のご用意は2種。523dと540iでした。

前者はB47型直4ディーゼル、後者はB58型直6オットー。
1台しか乗れなかったので、523dを選択です。
140kW/400Nmのスペック。本国では520dという名前だそうです。
なんで「23」なんでしょうかね。不思議です。


後輪懸架装置。日本語で言ってみました。
リヤデフ後方に備わるのが操舵装置。アームを直接押し引きしています。



ついでに(何が)ステアリングラック。ラックアシスト型です。


前輪懸架装置。猛烈なアームが猛烈なサブフレームに備わります。

後輪操舵が備わっているので低速と高速それぞれで試し、
半自動運転という不思議な名称のシステムを高速で試し、
いろいろなドライブモードを切り替えて挙動を確かめて、
横須賀方面へとクルマを走らせました。高速と下道です。

かつて、先代の523iを西湘バイパスで走らせて、
あのボッコボコの路面がツルツルになったのかと
錯覚したほどの乗り心地の良さは果たしてどうか。

旋回を終えてさて加速するかと思ったときに
ばっちりのエンジン回転とギヤ段に変速済み、
なぜわかったんだという神業の制御は健在か。

福野さんのインプレッションをどうぞお楽しみに!

こんにちは、MZWです。毎日寒いですな。

というわけでAWDなんていらないと嘯いたMZWに
(おそらく)キレたフランク・三浦。
AWDの威力を試してみろ!ということで、
ふたりでヤビツ峠に向かいました。
比較対象はマツダ・デミオ。
i-ACTIV AWDというシステムを搭載しています。
対するジムニーはセレクティブの直結四駆。
AWDとしてはもっとも原始的なクルマと、
もっともいまっぽいクルマで出かけたわけです。


秦野側から換装路でジムニーを走らせてみます。
走行しながら2WDと4WDモードを切替え
感触を確かめるのですが……変わらん。


全然わからん。ブーブー文句をフランクに言うと、
「ここから下りだからガマンして走れ」と。
不承不承走り続けてみると──おお? おおおお!
全然違う。これは違います。
走る、とにかくぐいぐい走る。
4WDモードのときのフロント接地感がすばらしい。
その代わり、曲がらない(笑)。


チェーン規制のために巻き巻き中。デミオはスタッドレス万歳。

その違いをもっと試してみようと、
翌日向かったのは湯沢です。日本有数の豪雪地帯。
猛烈な吹雪の中、ジムニーとデミオは走ります。


安比も猛烈でしたけど、湯沢も猛烈です。
雪の質が全然違いますね。



時折、風で雪が舞い視界がゼロになります。
雪国の方々はこのような中でも走っていらっしゃる。
すばらしい。上手すぎますね……。


いいけど曲がらないね。じゃあそのためには
どうしたらいい?──センターデフの装備ですね。
でも今度は燃費が厳しいですよね。そうしたら?
カップリングだけのオンデマンド四駆にします。
安比高原の雪上試乗にはそのような理由がありました。

こんな感じで、だんだんAWDの意義と効果を
体験しながら理解していくという作りにしました。
なかなか作るのがたいへんで、でも楽しかったです。

発売は15日。ぜひ書店でご覧ください!
 
こんにちは、MZWです。毎日寒いですな。

昨晩は東京に雪が降りました。クルマのガラスに
みるみる積もっていくのをほうきとかで落として、
走り出すと道路は夕方ということもあり大渋滞。
道には積雪していないのですがこれが雪道になると
もうこんなレベルじゃなく混雑するんだろうなあ、
とノロノロ運転に付き合っていました。

つい先日まで豪雪地帯へ運転しにいっていたので
雪道ドライブ自体は怖くなくなりました。
でも必須なのはスタッドレスタイヤ。
これがないと絶対に走れません(笑)。
そしてもうひとつ。AWDの必要性も痛感しました。


125号の特集は「the 全輪駆動」です。
110号の「the 前輪駆動」と108号の「the 後輪駆動」
という特集がありまして、それと呼応するような
特集にしよう──と当初は思っていました。

だけどふと思い立ちまして、待てよと。
どうしてもAWDの特集って装置の話になりがちで
読んでもよくわからんなあって思います。
そして正直、システムにもいろいろあるけど、
ぼく自身、それらの違いがわかっていない。
もっと正直をいうとAWDなんているのか?と(笑)。

そんな感想を会議のときに吐露してみました。
そうしたら聞いていたフランク・三浦が一言。

「ジムニーで湯沢に行くぞ」

さて……どうなることやら。続きます(すみません)。
こんにちは、MZWです。毎日寒いですな。

このところ毎日のように出たり入ったりで、
精神的引きこもりのぼくは大わらわです。
というわけで(どういうわけだ)月曜日のこと、
仕事を早々に切り上げて東京駅へ向かいます。
向かうは北、一関駅です。東北新幹線は久しぶり。
一関工業高等専門学校の教授をお務めの
澤瀬薫さんにお時間をいただき、取材をしてきました。


一関駅です。写真が翌朝なのはご勘弁ください。

じつは先日の5台試乗@安比高原も澤瀬さん。
今回またもやお邪魔したのは、
別な視点から4WDを論じてもらおうと。

5台の試乗=機械的な特徴をMZWが伝える
一関対談=タイヤの都合から4WDを考える

こんな感じです。こういうふうに書くとMZWって
なんか新しい駆動系デバイスの略称みたいですな。

牧野茂雄さんと現地で合流。およそ3時間にもわたって
地面から眺めた4WDというものを教えていただきました。
ぼくはといえばまるっきりの4WD素人なんですが、
直前に澤瀬さんと試乗でご一緒しているだけに
今回は「おおなるほど!」と思えましたです。


ピカチュウさんにもお会いしてきました。
こんにちは、MZWです。毎日寒いですな。

もう先週末の話だ、すみません。27日金曜日。
栃木へクルマを走らせました。行き先は、
本田技術研究所四輪R&Dセンター。
SH-AWDのお話を聞きたいと願いましたら
取材をご快諾いただけたのです。
牧野茂雄さんとうかがいました。

そもそもホンダにはいろいろな4WDシステムがあり、

ビスカスカップリング(前後トルク配分)
油圧式クラッチ(前後トルク配分)
電制クラッチを後軸左右配置(前後×後左右トルク配分)
モータを後軸左右配置(前後×後左右力行/回生)

最後のシステムがSH-AWDですね。上の例だとレジェンド、
前後反転させたのがNSXの搭載方式です。

素直な感想だと「そんなにあってどうするの」
なんですがエンジニア氏から説明を受けて、
ああ、そりゃそれぞれに理由があるわけね、
と納得します。つまりは容量と価格と配置です。

さらにSH-AWDには大きく分けて4つの世代がありまして、
どのように進化──主に小型軽量と高機能化の両立──
が図られてきたのかを教えていただきました。なーるほど。