税務署から確定申告用紙の控えが返送されてきました。
A4サイズの封筒は、5~6日前に自分であて名書きをし、自分で切手を120円分貼ったもの。中身も自分が作成した書類であることは開ける前からわかっていたので、封を開ける時、何のドキドキワクワク感も感じませんでした。
開けてみると、申告書の控えと一緒に小さな紙片が入っていました。
『令和7年1月から、申告書等の控えに収受印の押捺を行いません。』
と、書いてありました。
これからは、e-TAX以外での申告を認めないようにするよ、という税務当局の宣言のように読み取れました。
今までは、紙の書類で確定申告をした場合、控えに収受印を押してもらって、返却してくれました。
窓口に持って行ったことも数度あるのですが、受付の方は申告書の数か所の重要な箇所のみチェックし、その場で収受印を押して返却してくれます。提出された申告書の中身をすべて精査するという作業はしていないと思われます。だから収受印というのは、提出したという事実のみを証明するだけです。
しかし金融機関でお金を借りたい場合、収受印の押された控えの申告書を見せる必要があります。
一年後にまとまった融資を受けたい場合などの事情があると、従来通りの紙に書いて確定申告という方法を考え直さないといけないかもしれません。
紙による提出をなくしていきたいという方向にシフトしてるのは理解できます。
多分、パソコンやスマホで申告する方が簡単だとは思います。
しかし、多数派ではないものの、ボールペンで紙に記入する人も一定数います(私)。
申告書の控えに日付の入ったはんこを押し、返送するくらい何も手間ではないと思います。
なぜ、紙で提出する人に不便なように持っていきたいのかよくわかりません。
はんこの廃止とデジタル化の推進って、それほど関係のあることなのでしょうか?