滋賀県О市で雹害にあった戸建の話の続きです。

 この戸建は私の保有物件の中で唯一の滋賀県物件です。

 約三年ほど、この物件に来ていませんでした。これは私の基準では、かなりの放置っぷりです。他の物件は年に一度か二度は訪問して外観をチェックするなどしています。

 雹害に遭遇したという連絡をうけ、火災保険の申請のことや、波板張替えしてくれる業者探ししないとな・・などと思案していましたが、入居者Aさんと電話で会話してしばらくしてから、(そうやな、取り敢えず現地の物件を単独で見るだけ見に行こう、まずはそこからやな・・)との結論に至ったので、週末に現地の家を見に行くということをAさんに伝えることにしました。

 お昼休み時間に電話したが、出ていただけませんでした。夕方5時か6時くらいにまた発信してみよう・・と思っていたら4時頃にAさんから着信がありました。

 「すいませーん、出れなくてぇ・・」

 「ベランダの屋根のことなんですけど、取り敢えず私の目で見たいので、明日土曜日そちらに伺います。」

 「えっでも土曜日仕事でしてぇ・・。」

 「誰もおられなくても別に大丈夫です、外部から見るだけなんで。外部からみるにも家の庭みたいなとこに入らなあかんので、了解を得たいなと思って。おられるんやったら家の中に上がらしてほしいですけど・・」

 「明日はちょっと無理です・・、私たちはそれほど気にしてないので・・・。来られても二階のベランダは見えないですよぉ~?」

 「被害に遭った状態で放置するってことは嫌なので、修理は業者さんに頼むと思いますけど兎に角自分の目でみないと・・・。」「一階から見れないですよぉー?」「いや、キャタツを持って行ったら・・」「え?何を持って?」「キャタツ、はしごです。はしご使って登ったら、見れると思うんで・・。」「そう・・ですか・・、あまりご無理なさらないように、気を付けてくださぁい・・。あの、来られるの何時頃ですかぁ?」「9時ぐらいかと思います。」

 一連の会話で、随分と訪問を嫌がってるなと感じました。しかしどう思われようと、私にとって為すべきことをするだけであり、そこに妥協はできません。庭の雑草が相当繁茂してる可能性があると見たので、除草剤や除草道具も持って行かんとな・・などと頭の中で段取りを組みました。

 先ほどの会話が㏘4時台だったのですが、㏘6時半に再度Aさんからかかってきました。

 「あのぉ、家の周りを見てみたんですけどぉ、仰ってたはしごをかけれるようなところは、無いんですよ・・。一階からだと何も見えないですよぉ?」

 「そうであったとしても、自分の目で確かめないとどうにもならないんで・・。」

 入居者Aさんの口ぶりから、『来てほしくないです。どうせ無駄です。迷惑です。』という隠れた嫌悪感情を感じました。

 家族のだれかがより強く拒否反応を示したのかもしれません。しかしこちらもそんな情緒的な反応に付き合ってるわけにいきません。

 (俺は決めたことはやる。大家なめんな。)