京都府北部のМ市に平屋の戸建を保有しています。

 2年くらい前に購入し、1年半ほど前から賃借人の方に住んでもらっています。

 もらえる家賃は少ない戸建物件ですが、普通の住宅街の中にあるのではなく、周囲は竹藪や空き家などに囲まれています。

 そして敷地面積は無駄に広いので、手がかかる家なのです。(購入費用は、保有物件の中で最も安かった)

 最初に入居者を迎えたタイミングで、敷地の落ち葉の清掃をシルバー人材センターに依頼しました。

 スポット作業ではなく、定期的な業務としての依頼です。

 雪が積もる可能性の高い1月と2月を除いて、年間で毎月一回、掃き掃除をしてもらうという風に依頼し、年間契約という形で契約しました。

 最初の契約の前、民間の業者と同じように現地調査に来て頂いて、見積をして頂きました。現調に来られたのは、シルバーの職員の方(現場で作業する人ではない)一人でした。

 その方と私とで色々話をし、作業範囲はどこまでかとか、毎月いつ作業に入るかや、清掃道具をどこに置くか、集めたゴミをどうするか、などの取り決めをしました。

 そして、最も重要なのですが、作業時間は、基本1時間ということになりました。そうすると、一回の作業につき、私はおよそ2000円弱の費用負担となります。シルバーの会員さん(作業者)が1時間分の時間給をもらい、シルバーの事務局にはその20%ほどを手数料としてプラスして私が支払うわけです。

 最初の一年間は、基本的には私の依頼内容、つまりはシルバーとの契約内容に即して、業務は行われていました。

 しかし、一年と一か月ほどが過ぎたあたりで、突如シルバーの事務局から連絡がありました。たしか今年の7月です。

 「今回、会員さんからの報告なんですが、作業時間をオーバーしてしまいまして、2時間かかってしまったようなので、motorさんから頂く費用も、大変申し訳ないんですがそれに応じた金額になってしまうんですよ・・。」

 「えー、そんなに時間かかたんですか・・。今の季節だと、そんなに落ち葉なんてないと思うんですけどねぇ・・。」

 少し首をかしげたくなるような部分もありましたが、まぁ、今回1000円ちょっと増えるくらいいいか、とその時は気に留めず、了承した旨を伝えました。

 次の月、いつものように作業終了の報告が上がってきました。

 そこには、今回は雑草が伸びてたなどの事情で2時間半の作業時間だったと記載されていました。私は少し、不信感を抱きました。

 そしてさらに一月後、9月分の報告書が上がってきました。

 かかった時間は2時間、集めた落ち葉ゴミはゴミ袋の4分の1程度と記載されていました。

 この物件の場合、7月~9月は落ち葉は最も少ないです。

 それなのに依頼者に何の断りも連絡もなく2時間分の作業賃を頂きますという一方的な通告に対し、私は俄然腹が立ちました。