京都府北部М市戸建の改装も、終盤に差し掛かってきました。

 室内で残っている仕事で外注するものは、襖などの建具の張替えと、畳の表替えくらいです。

 建具屋さんは、一月中旬ころに最初の見積依頼の連絡をしたのですが、諸事情により、作業開始まで一か月以上かかりました。

 今回の家は、建売の家ではないので、作りが安っぽいという感じはしないのですが、築40年以上経過しており、建具の動きが固く、戸が動かないのがあります。古い木造の家では、障子や襖の戸が動かなかったり、外せなくなっていたりするのはよくあることなのです。

 あるとき、建具屋さんの主人から電話がかかってきました。

 「今、М市の現場に来ておるんですけども、ゆうてた台所の南側の戸なんですもねぇ、私らが持っておる建具用のジャッキでは外せないんですよぉ・・。それで今度、油圧式のジャッキを持ってきてやってみようと思うんですけども、かなり上げないかんので、もしかしたら上の壁面に亀裂がいくかもしれんのですぅ・・。」

 「えぇー・・・、そういうことを見てほしいから、見積に来てもらってるのに・・。」

 「いやぁ、わかってるんですよぉ?しかしこればっかりはやってみんとわからないのでねぇ・・。そういう状況なんで、ご連絡しといたほうがいいと思いましてねぇ。・・」

 建具の取り外し作業を行うと、すぐ上の壁面にダメージがいくかもしれないという話でした。見積金額に納得してもらい仕事の依頼を受けた。ゆえに室内の他の部分に損傷を与えてでも作業を行いますのでノークレームでお願いします。建具屋の主人の話は私にはそのように聞こえました。この主人、色々大工仕事を器用にこなす人ですが、人の話をあまり聞こうとしないところがあります。

 現地に行き、時間を見て問題の戸の木枠をやすりで削るなど自分でできることをしてみました。結果的に少しスムースに動くようにはなりましたが、外すまでにはいきませんでした。車に積んでるジャッキを出してみましたが、150~160cmの長さのしっかりした木材がジャッキに加えて必要なのですが、現場にはなかったので、DIYでのジャッキアップ作業は断念しました。次週多分建具屋さんが来て作業するだろうから、そこを信じるしかないなと思いました。

 また、今回はかねてより予定していた二階バルコニーの波板屋根張替え作業を行いました。必要な長さのポリカーボネイト波板を現場近くのホームセンターで購入し、軽トラックを借りて現場に運びました。波板の長さが7尺(210cm)と長く、自家用車に積めなかったのです。

 波板の張替えは作業自体は難しいものではないのですが、二階のベランダというのが鬼門です。最初の張り始めは問題ないのですが、最後の一枚を張るとき、バルコニーの外に自分の体を出さなければ、最後の波板張りができないのです。今回は、バルコニーの外に下屋根があり、そこの瓦屋根になんとか脚立を固定して作業する足場を作って、最後の一枚を張ることができました。

 当日、作業者をあざ笑うかのように、強風が吹き荒れる日でした。風と波板張りは相性が悪いです。真夏ではないのでましですが、日差しも強く、汗をかきながらの作業でした。二階のバルコニーで約3時間半休まずに格闘した結果、無事作業を完了できました(9時~12時半)。この作業は途中で一息つくことができないので、終わったときドッと疲れが出ました。

 足がつったり、予想外に日焼けしてしまったりして大変なのですが、波板張替えは私にとってなぜかやりがいのあるDIY作業の一つです。