「ねじれ女子の婚活物語」〜38歳OL　マリエさんの場合　〜　婚活の交際　は　お友達から　〜

通常の恋愛で交際している方と終了する場合、直接面と向かってお断りするには勇気が要るけれど、私達夫婦が加盟している連盟は全て結婚相談所のサポートがあります。これ以上交際する事が出来ないと思ったら、その意思を私達夫婦にお伝え頂くだけで完了します。その後メールや電話が続く場合には、応答しないで私達夫婦にご連絡してもらうだけで大丈夫。

お相手の相談所に連絡して一切のコンタクトをしない様にしてもらいます。」

「そうなんですか。」

「そうなのよ。だからまず、お相手を気に入ったなら、まずは軽い気持ちで交際する、にしてみたらどうかな？お返事は明日の12時までだから。」

豊子さんは明るい声で言いました。

「わかりました。ちょっと考えます。」

「明日も13時から同じ場所でお見合いね。私たちも同じ形で現地にいるから、また明日ね。今日はお疲れ様でした。」

マリエさんは少し楽な気持ちになってスマホをテーブルに置きました。

（結婚相談所は確か、並行して交際っていうのもOKだったよね）

「そうだよ。OKだよ。」

ふいにリーくんの声が聞こえました。

ふと横をみると、小さな黒い可愛いウサギがマリエさんを見上げていました。

「私、並行ってできるのかなあ。二股みたいな感じ？」

一瞬リーくんが笑ったようにマリエさんには見えました。

「普通の交際の時の二股とは全然意味が違うんだよ。恋愛を楽しむ、というより、結婚相手を見つける、が目的だから、いろんな人と話をしたりデートしたりして、マリエさんがこの人となら、っていう人に絞っていくんだよ」

「へえー、なるほど。」

「もちろん、お相手だって並行している可能性があるよ。それは了承しておくこと。」

「ああ、お互い様ってことなのね。」

「うん。例えばこの先、マリエさんが同時に交際していてこの人に決めたって人が出てきたら、大西さんに相談すればいいよ。

ハッピーウェディングクラブが他の結婚相談所と違う点は、お相手が所属している結婚相談所にいろんな相談をしてくれるってところなんだよ。カウンセラーを通じて、お相手の気持ちを確認してくれることもあるよ。」

「すごいね。ハッピーウェディングクラブさんて。」

「コミニュケーションが苦手だからこそ、マリエさんはハッピーウェデイングクラブさんに入会したわけだから。

僕がおすすめしたのは、この部分が強いかな。コミニケーションが得意な人はマッチングアプリだったり、出会いの場を提供する結婚相談所に入会すればいいけど、マリエさんはそれが不得意だからこそ、いろんなところに話を聞きに行って、自分に合う結婚相談所を見つけるようにアドバイスしたんだよ。マリエさんがもし、出会いの場を提供するだけの結婚相談所に入っていたら、ものすごく悩んで婚活が嫌になっていたかもしれないと思う。婚活の相談を友人にすると失敗する。相談は真剣になってくれるカウンセラーにしないと、婚活期間は長引くよ。」

「そうかあ。強い味方をゲットした感じだね。リーくんもだけど。」

「そうだね。明日もお見合いだから、今日はゆっくりして、なんか美味しいものでも食べたら？」

「そうだね。ショッピングモールにでもお茶しに行こうかな。」

マリエさんの気分は、アパートに帰ってきた時よりもかなり明るくなっていました。

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婚活ワンポイントアドバイス♪

婚活のことばかり考えると、気が滅入ってくる人も

いらっしゃるかと思います。

そんな時は自分にご褒美をたっぷりとあげてください。

※気が滅入っている時に、友人に婚活の愚痴を言うと

あまりいい方向に向かいません。

婚活を応援してくれる誰かに、背中を押してもらいましょう。